犬の食べ物

犬には粉末納豆もありますよ。納豆菌も生きてます

      
ネバネバしない粉末納豆 犬の食べ物
       

粉末納豆は犬にとって有益な納豆菌が含まれており、これが愛犬の腸内環境を整え、免疫力の向上に寄与するとされています。通常の納豆と違い、粉末状なので与えやすく、犬も食べやすいのが特長。また、納豆特有の臭いやネバネバが少ないため、犬が嫌がることも少なく、安心して毎日の食事に取り入れることができます。愛犬の健康を長く保つために、「納豆菌」と「粉末納豆」についてご紹介します。

納豆菌の主な特徴

納豆菌(学名:Bacillus subtilis var. natto)は、日本の伝統食品である納豆の製造に使われる菌です。この菌の主な特徴を以下にあげます。

  1. 発酵作用:納豆菌は大豆に含まれるタンパク質を分解し、独特の粘りや風味を生み出す発酵作用を持っています。
  2. 栄養価の向上:大豆は納豆菌による発酵作用により、栄養価を高める効果があります。また、タンパク質やビタミンB群の吸収を促進し、大豆イソフラボンの生物活性を高めるとされています。
  3. 粘性物質の生成:納豆の特徴的な粘りは、納豆菌が生成するポリグルタミン酸という物質によるものです。
  4. ナットウキナーゼ:納豆菌による発酵で生まれるナットウキナーゼという酵素は、血栓を溶かし血液をサラサラにする働きがあります。
  5. 腸内環境の改善:納豆菌はプロバイオティクスの一種と考えられており、腸内環境の改善や免疫力の向上に寄与する可能性が指摘されています。
  6. 耐熱性の胞子形成:納豆菌は耐熱性の胞子を形成し、100℃でも死滅せずに厳しい環境下でも生き残ることができます。このため、納豆の製造工程でも安定して使用することができます。
  7. 安全性:一般的に、納豆菌は人間にとって安全な微生物とされており、長い間食品の発酵に使用されてきました。

納豆菌の効果

納豆菌が犬に与える効果については、犬と人間の体内環境の違いを考慮する必要があります。しかし、一般的にプロバイオティクスが持つ潜在的な健康効果を考慮すると、以下のような利点が考えられます。

  1. 腸内フローラの改善:プロバイオティクスは腸内環境を改善する効果があります。納豆菌が犬の腸内フローラのバランスを良好に保ち、消化を助ける可能性があります。
  2. 免疫機能の強化:プロバイオティクスは免疫系に影響を与えることが知られています。納豆菌が犬の免疫機能をサポートし、病気への抵抗力を高める可能性があります。
  3. 消化の促進:納豆菌は消化を助ける酵素を生産する可能性があり、犬の消化過程をサポートすることができます。
  4. 栄養吸収の向上:プロバイオティクスは栄養素の吸収を助けることがあります。納豆菌によって、犬の体が食事から栄養をより効率的に吸収する可能性があります。

しかし、いくつかの注意点もあります:

  • アレルギー反応:犬が納豆や納豆菌にアレルギーを持っている場合があります。導入する前に小量から試し、犬の反応を注意深く観察することが重要です。
  • 適切な量:犬に与える納豆菌の量は制限する必要があります。過剰な摂取は消化不良や他の健康問題を引き起こす可能性があります。
  • 獣医師の相談:特に既存の健康問題がある犬に納豆菌を与える前には、獣医師に相談することが推奨されます。

納豆菌を犬の食事に取り入れる際は、これらの点を考慮し、適切な管理のもとで行うことが重要です。

粉末納豆10選

さて、ご存知の通り、納豆菌を含んでいるのは、納豆です。この納豆ですが、タンパク質や脂質、炭水化物などの栄養バランスのよい食品です。その内訳として、納豆100gのうち、水分59.5g、タンパク質16.5g、脂質10.0g、炭水化物12.1g、灰分1.9gです。他にも、アミノ酸やミネラル類、ビタミン類も豊富に含んでいますので、ワンちゃんのドッグフードのトッピングに利用しない手はありません。

しかしながら、毎日あげるのはたいへんですし、家以外の場所で納豆を食べさせるには匂いなどもありたいへんです。そこで、ベタベタと糸を引かない、冷蔵庫への保管は不要、しかも匂いのしない粉末納豆をご紹介します。

下記掲載の価格は、販売店によって異なりますので目安としてください。他に送料がかかる場合があります。また下記には、人が食べる粉末納豆も掲載していますが、無添加ですので、犬に与えることができます。

※ 大豆アレルギーがある、腎臓や心臓に疾患がある場合(カリウムを多く含むため)は与えるのを控えてください。

商品名内容量価格 原材料ブランド名
NICHIGA(ニチガ)] 国産 納豆粉末100g1190円国産大豆100%ニチガ
ナチュラルハーベスト フリーズドライ納豆 パウダー40g704円大豆(小粒豆)ナチュラルハーベスト
納豆パウダー85g1880円大豆(国産)、納豆菌株式会社 オーガランド
創業72年老舗納豆メーカー製造 彩輪商店 粉納豆50g1320円国産大豆100%彩輪商店
粉なっとう[パウダー]84g3024円大豆(遺伝子組換えでない国産)、納豆菌はすや
粉納豆 [サラサラ菌活NATTO_POWDER]50g1760円国産大豆と納豆菌100%Gochi侍
国産 無添加 粉末なっとう50g2431円大豆(国産)、納豆菌イリオスマイル
納豆粉末100% 完全無添加 こな納豆50g2597円国産大豆(遺伝子組み換えでない)、納豆菌sonomono
食べるプロバイオティクス 納豆菌粉末50g2810円大豆(国産遺伝子組み換えでない)、納豆菌帝塚山ハウンドカム
粉なっとう[オーガニックパウダー]180g8208円有機栽培大豆(遺伝子組組換えでない国産)、納豆菌はすや

粉末納豆の量

粉末納豆の給与量は下記を目安としてください。

  • 小型犬:小さじ1/4(約1.25g)
  • 中型犬:小さじ1/2(約2.5g)
  • 大型犬:小さじ1杯(約5g)です。

納豆菌と乳酸菌のダブルパワー

納豆菌と乳酸菌は、それぞれ独自の健康効果を持ちながら、一緒に摂取することで相乗効果を生むと考えられています。犬用としても納豆菌と乳酸菌をあわせたサプリメントも販売されています。

  1. 腸内環境の改善: 納豆菌は腸内で善玉菌として機能し、消化を助け、腸の動きを活発にします。一方で、乳酸菌は腸内環境を酸性に保ち、有害な細菌の増殖を抑制します。これらが組み合わさることで、腸内環境のバランスがより良く保たれ、健康的な消化吸収が促進されると考えられます。
  2. 免疫機能の強化: 乳酸菌は腸内での免疫機能の強化に貢献し、納豆菌もまた免疫系に働きかけることが知られています。これにより、両者の摂取は体の抵抗力を高め、病気に対する耐性を強化する可能性があります。
  3. 栄養素の吸収促進: 納豆菌は特定の栄養素の吸収を助ける可能性があり、乳酸菌は腸内での栄養素の分解と吸収を助けます。これにより、栄養素の吸収率が高まり、全体的な健康状態の向上が期待できます。
  4. アレルギー反応の緩和: 乳酸菌にはアレルギー反応を緩和する効果があるとされ、納豆菌もまた免疫系のバランスを整えることにより、アレルギー症状の軽減に寄与する可能性があります。

これらの相乗効果は、個々の体質や健康状態によって異なるため、効果には個人差があります。また、特定の健康状態にある場合や、アレルギーがある場合には、専門家のアドバイスを受けながら摂取することが重要です。

粉末納豆の成分

ネバネバ納豆と比べて粉末納豆の成分とはどう違うのでしょうか?

粉末納豆のカロリーは、普通の納豆と比べますと大幅にアップします。またビタミン類、ミネラル類、アミノ酸などの栄養成分も大幅に増えます。それは、水分を飛ばして乾燥させてから粉末化しているので嵩が増えた分、当然と言えばそうなのですが、この点に大きな違いがあります。

たとえば、アミノ酸のひとつであるアルギニンを比較してみましょう。

普通納豆のアルギニンは100gあたり、950mgですが、粉末納豆は2,980mgです。他のアミノ酸も比較してみますと、3倍近く違っています。

他の成分にも違いがありますので、一般成分、アミノ酸、ミネラル類、ビタミン類についてそれぞれ比較したものを表にしました。

普通の納豆は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年のデータです。粉末納豆の栄養成分は、sonomono納豆菌から引用させていただきました。※こちらのsonomonoの納豆菌でつくった納豆は、まるごとフリーズドライ(凍結乾燥)で粉末化した完全無添加の納豆100%パウダーのものです。

普通納豆と粉末納豆の一般成分の比較

ネバネバした普通の納豆

以下は、すべて100gあたりの比較です。

食品成分単位納豆粉末納豆
エネルギーkcal184442
水分g59.50
たんぱく質g16.541.2
脂質g1022.2
炭水化物g12.126.5
灰分g1.9記載なし
水溶性食物繊維g2.35.7
不溶性食物繊維g4.49.8
食塩相当量g00.03

アミノ酸の比較

食品成分単位納豆粉末納豆
イソロイシンmg7901940
ロイシンmg13003600
リシンmg11002650
メチオニンmg260615
シスチンmg320663
フェニルアラニンmg8802330
チロシンmg7101620
トレオニンmg6701790
トリプトファンmg250570
バリンmg8502120
ヒスチジンmg4901180
アルギニンmg9502980
アラニンmg6901980
アスパラギン酸mg19005140
グルタミン酸mg33008520
グリシンmg6901890
プロリンmg9202280
セリンmg8202360
アミノ酸組成計mg1689044228

ミネラル類の比較

食品成分成分納豆粉末納豆
カリウムmg6901730
カルシウムmg91280
マグネシウムmg100254
リンmg220750
mg3.36.5
亜鉛mg1.94.9
mg0.61.1
マンガンmg1.393.2
セレンμg16検出せず

ビタミン類の比較

食品成分単位納豆粉末納豆
レチノールμg'(0)記載なし
αーカロテンμgTr記載なし
βーカロテンμg4記載なし
βークリプトキサンチンμg1記載なし
βーカロテン当量μg4記載なし
レチノール活性当量μgTr記載なし
ビタミンDμg'(0)記載なし
αートコフェロールmg0.55.2
βートコフェロールmg0.2記載なし
γートコフェロールmg5.9記載なし
δートコフェロールmg3.3記載なし
ビタミンKμg870(ビタミンK1とK2の合計値)1038
ビタミンB1mg0.130.14
ビタミンB2mg0.30.56
ナイアシンmg0.6記載なし
ナイアシン当量mg4.6記載なし
ビタミンB6mg0.240.77
ビタミンB12μgTr検出せず(定量下限0.03 μg/100g)
葉酸μg130280
パントテン酸mg3.634.7
ビオチンμg18.237
ビタミンCmg3記載なし

記事投稿者

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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