犬の食べ物

犬が干し芋食べても大丈夫。1日あたりの量はどのくらい?

      
犬の食べ物
       

自然なおやつとして人気の「干し芋」を犬に与えることはできます。ただし、適切な量を与えることが大切です。では、その適切な量とはどのくらいなのでしょうか?

この記事では、犬が安全に楽しめる干し芋の量やメリットについて、専門家の意見をもとに詳しく解説します。

また干し芋が持つ栄養価や、与える際の注意点を知ることで、あなたの愛犬が健康で幸せな毎日を送る手助けとなります。愛犬の健康と喜びのために、ぜひこの記事をお読みください。

犬が干し芋を食べても大丈夫

まずはじめに多くの飼い主が疑問に思っている「犬に干し芋を与えていいの?」という点から見ていきましょう。

干し芋は、蒸したさつまいもを薄く切って乾燥させた保存食です。そのさつまいもには、犬に毒となる成分は含まれていませんから与えることに問題はありません。

干し芋は甘みのある食品であるため、大好物な人は多いですが、犬にとっても大好物のひとつとされるおやつです。そのためドッグフードを食べないときのトッピングとしても使うことができます。

干し芋は自宅で作ることもできますが、手間がかかるため商品を購入される人が多いです。難点としては、カロリーが高いところでしょうか。そのため犬には与えすぎると太りますので注意しましょう。

干し芋のメリットと栄養素

干し芋のメリット

愛犬の健康にとって干し芋のメリットに光を当てます。干し芋が持つ豊富な栄養素、特に犬の健康維持に不可欠なビタミンやミネラル、そして食物繊維に注目し、これらがどのようにして犬の健康をサポートするかを詳細に解説します。

また、干し芋を犬に与える際の適切な量や注意点も紹介し、愛犬に安全で栄養価の高いおやつを提供するためのガイドを提供します。

干し芋のメリット 12 :健康的なおやつとしての役割

犬にとって干し芋は、健康的なおやつの選択肢となります。干し芋の自然な甘みは、犬に喜ばれる味わいを提供し、適量であれば健康維持に役立ちます。それでは具体的な干し芋のメリットについて見ていきましょう。

1、食物繊維が豊富

高い食物繊維が腸内環境を整え、消化を促進します。干し芋には食物繊維が1本あたり5.9g含まれています。

2、豊富な栄養素

ビタミンA、ビタミンC、カリウム、カルシム、マグネシウムなど、犬の健康に必要な栄養素が含まれています。

3、低GI食品

55以下が低GI食品として分類されますが、干し芋は食後血糖値の上昇度を示す指標であるGI値は55です。

4、低脂肪

干し芋は、脂肪分が少ないため、体重管理に役立ちます。脂質は100 g あたり0.6 gです。

5、歯の健康

適度な噛み応えがあるため、歯の健康維持に貢献します。

6、免疫力の強化

ビタミンCの含有により、免疫力のサポートが期待できます。

7、視力維持

ビタミンAは、目の視力を助ける働きがあるビタミンで、夜間視力の維持を助けます。

8、低アレルゲン

干し芋はタンパク質の含有量が低いため、タンパク質に敏感な犬にとっても安全な選択肢となります。また干し芋は消化しやすいため、消化器官に負担をかけにくく、アレルギー反応を引き起こすリスクが低減します。

9、簡単に提供可能

保存が容易で、調理が不要なため必要な時にすぐに与えることができます。

10、心臓病のリスク軽減

食物繊維は、最近の研究から心筋梗塞の予防に効果があることで注目されています。

11、血糖値の上昇抑制

食物繊維によって血糖値の上昇を抑制する作用があります。

12、自然なエネルギー源

炭水化物がエネルギー源として機能し、活発な犬に適しています。

これらのメリットを享受するためには、干し芋を適切な量で与えることが重要です。過剰な摂取は消化不良や肥満の原因となるため、犬のサイズや健康状態に応じた量を守ることが大切です。

犬に干し芋を何歳から与えていいですか?

特に制限はされていませんが、犬の離乳食が終わるのが、小型犬では、生後3~4カ月を迎えてからです。そこから成犬用フードに変わります。成犬用フードに切り替えてから干し芋を少しずつ与えるのが推奨されます。

犬に与える干し芋の量

犬に与えやすいよう小さいサイズにした干し芋

犬に与えても安全な干し芋の量は、犬のサイズ、年齢、健康状態によって異なります。基本は、1日のカロリー摂取量の10%を超えないようにすることです。

また、はじめて干し芋を与える場合は、少量から始めて犬の反応を観察し、問題がないことを確認してから徐々に量を増やしていくことが推奨されます。一般的な干し芋の量のガイドラインとして下記に示しました。

干し芋のカロリー

干し芋「100g」のカロリーは277kcalです。この値は、バナナ100gと比較すると約3倍です。つまり犬が食べていいバナナの量の1/3で同じになります。

犬のカロリー計算

犬は、体重や子犬や成犬、あるいはシニア犬などのライフステージにより、1日に必要なカロリーは異なります。まずはこの必要カロリーを計算して、その答えの10%が干し芋として与えてよい最大量になります。

ただし、その10%分は1日に必要なカロリーを減らす必要があります。そうしないとカロリーオーバーになってしまうからです。また、干し芋以外にもおやつを与えるとなると、その分の食事カロリーまたは干し芋の量を減らす必要があります。

犬の干し芋の量を計算

277 kcal

上の自動計算フォームから得られた干し芋の適量を下表に掲載しました。

犬の体重別・干し芋の安全な量

下記表の干し芋の量は、それぞれの犬の1日の必要カロリーの10%で試算しています。

※ 子犬は、4ヶ月~1年までの年齢で試算。成犬、シニア犬とも避妊・去勢をしているで試算しています。

体重子犬成犬肥満傾向の成犬シニア犬
2 kg9 g7 g5 g5 g
3 kg12 g9 g6 g7 g
4kg14 g11 g8 g9 g
5kg17 g14 g9 g10 g
6kg19 g16 g11 g12 g
7 kg22 g17 g12 g13 g
8 kg24 g19 g13 g14 g
9 kg26 g21 g14 g16 g
10 kg28 g23 g16 g17 g
15 kg39 g31 g21 g23 g
20 kg38 g26 g29 g
25 kg45 g31 g34 g
30 kg52 g36 g39 g
35 kg58 g40 g44 g
40 kg64 g44 g48 g
犬の体重とライフステージ別の干し芋の量

犬に干し芋を与える際の6つの注意点

干し芋を犬に与える際の注意点は以下の通りです。

1、小さく切って与える

干し芋は、長いまま与えると、噛まずに焦って飲み込んでしまい、喉に詰まらせてしまう場合があります。小型犬や幼犬には、必ず小さく切って与えましょう。

2、適切な量を守る

犬のサイズや健康状態に応じて、干し芋の量を適切に調節します。与えすぎると下痢や便秘を起こしやすくなります。

3、アレルギー反応に注意

干し芋の原料は、さつまいもです。さつまいもアレルギーは存在していますので、犬でもないとは言い切れません。そのため干し芋を初めて与える際は、アレルギー反応がないかを小量から始めて確認しましょう。 食物アレルギーのある犬には、干し芋を与える前に獣医師に相談することが推奨されます。

4、腎臓病のある犬は注意

干し芋はカリウムをたくさん含んでいるので、腎臓機能が低下していると、カリウムが上手に排出できずに体内に蓄積します。それにより血中のカリウム濃度が上がり、四肢のしびれや不整脈などを起こします。最悪は突然死もあります。

シニア犬の場合、腎臓機能が低下してきますので、特に注意が必要です。シニア犬には毎日与えることは推奨されません。

5、添加物のない干し芋を与える

人間用の干し芋でも砂糖や添加物の入った干し芋はほとんど見かけませんが、無きにしも非ずですので、注意しましょう。犬用干し芋なら安心できます。

6、過剰摂取を避ける

干し芋は高カロリーであるため、過剰に与えると肥満の原因になります。

これらの点に注意して、愛犬の健康と安全を考慮しながら干し芋を楽しませてあげましょう。

獣医師のアドバイス

犬に干し芋を与えても問題ありません。しかしながら、適量に限ってです。与えすぎは、カロリーが高いため、太りますし、下痢や便秘を起こしやすくなります。

また腎臓病のある犬には、干し芋はカリウムが多いため、与えないほうがよいでしょう。そして消化器系の疾患がある犬は干し芋を避けるべきです。

FAQ:犬と干し芋に関するよくある質問

Q
干し芋を与える頻度はどのくらいが良いですか?
A

干し芋はおやつとして与えるべきで、日々の食事の一部として常時与えるべきではありません。週に数回、適量をおやつとして与えるのが理想的です。

Q
どのような犬が干し芋を避けるべきですか?
A

糖尿病や肥満傾向のある犬、消化器系の疾患がある犬は干し芋を避けるべきです。また、食物アレルギーがある犬も注意が必要です。

Q
子犬に干し芋を与えても大丈夫ですか?
A

子犬に干し芋を与える場合は、成犬用フードに変えてから、非常に小さな量から始めてください。子犬は成犬とは異なる栄養ニーズを持っているため、獣医師と相談することをお勧めします。

Q
干し芋を犬に与えるとどんなメリットがありますか?
A

干し芋は天然の繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康的なおやつとして優れています。これらの栄養素は消化を助け、健康な皮膚や被毛の維持に役立つとされています。

まとめ:愛犬に干し芋を安全に与えるために

干し芋は、適切に与えれば犬にとって健康的なおやつになります。以下のガイドラインに従って干し芋を安全に与えてください。

  1. 子犬に干し芋を与える場合は、成犬用フードに変更してから、初めは非常に小さな量にしてください。
  2. 干し芋は高カロリーなので、適量を守ることが重要です。
  3. 肥満傾向や消化器系の疾患がある犬、または食物アレルギーのある犬は避けるべきです。
  4. 初めて干し芋を与える際は、アレルギー反応を注意深く観察してください。
  5. 干し芋は日常的な食事の一部ではなく、週に数回のおやつとして与えてください。

干し芋は栄養価が高く、犬にとって良いおやつですが、これらのガイドラインに従って慎重に与えましょう。

参考サイト:petMDDogmal

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

犬のカロリー自動計算とRERの求め方を解説
犬は納豆を食べても大丈夫。1日あたりの量と注意点について解説
犬のタンパク質の必要量とは?どのように計算するの?
ドッグフード用語集
ペットフード安全法とは
タイトルとURLをコピーしました