犬の食べ物

犬にヨーグルトを与えるメリットやデメリットはなんですか?

      
犬の食べ物
       

misato著

犬にヨーグルトはダメですか?それとも食べてもいいの?メリットはあるの?デメリットは?という疑問は、ペットの健康に気を使う飼い主さんの間でよく話題にあがり、たくさんの人がその答えを求めています。
この記事では、獣医師の助言や科学的な研究を基に、犬がヨーグルトを安全に食べることができるのか、またその際に注意すべきポイントは何かについて調査しました。ヨーグルトが犬の健康に及ぼす影響から、適量や選び方まで、愛犬にとって最善の選択をするための情報を提供します。

犬はヨーグルトを食べても大丈夫なのでしょうか?

調査した結論としては、犬はヨーグルトを食べても大丈夫です。しかも少量なら毎日与えてもよいと専門家は述べています。
ヨーグルトは乳製品ですが、発酵過程を経ているため、牛乳よりも乳糖の量が3割ほど減少しています。そのことに加え、乳酸菌の働きにより、多くの犬がより消化できるようになっていますので、牛乳とは違い犬にとって多くのメリットをもたらします。

犬がヨーグルトを食べるメリットのひとつとして、乳酸菌やビフィズス菌による整腸作用や腸内細菌のバランスを整えることによる免疫力のアップが期待されます。

ヨーグルトは、乳糖がないわけではありませんので、乳糖不耐症の犬の場合は与えないようにしましょう。またアレルギーを持っている場合もありますので、初めて与える場合は、少量から始めて様子をみてください。

犬が食べても大丈夫なヨーグルトの種類

犬が食べても大丈夫なヨーグルトの種類は、主に3種類です。

  • ギリシャヨーグルト:ホエーは取り除かれていて、ギリシャ風ヨーグルトには、通常のヨーグルトよりも多くの乳酸菌やタンパク質が含まれているため、チーズのような濃厚な味わいになります。
  • プレーンヨーグルト:乳酸菌のみを発酵させて作られたヨーグルトです。添加物は一切含まれていません。
  • ケフィアヨーグルト:コーカサス地方の伝統的な発酵乳で、乳酸菌のほか酵母菌など複数の菌によって作られています。この豊富な微生物の多様性がケフィアの特徴であり、その結果、ケフィアは通常のヨーグルトに比べて豊富なプロバイオティクスを含むとされています。ケフィアヨーグルトは、その健康効果と独特の風味から世界中で人気があり、自宅で作ることも可能です。市販のケフィアスターターキットやケフィア粒(ケフィアグレイン)を用いて、牛乳や植物性ミルクに加えて簡単に発酵させることができます。自家製の場合は、発酵時間や温度によって風味やテクスチャーを調整することができます。

犬に与えてはいけないヨーグルト

砂糖や人工甘味料を含むヨーグルト

砂糖は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、キシリトールなどの人工甘味料は、犬にとって非常に有害で、摂取した場合、低血糖症、肝不全、さらには死に至る可能性があります。

果物味やフレーバーを加えたヨーグルト

これらのヨーグルトには、砂糖や人工甘味料が含まれていることが多いため、犬に与えない方が良いです。

高脂肪のヨーグルト

高脂肪の食品は、犬に膵炎を引き起こすリスクがあるため、脂肪分が低い、または無脂肪のヨーグルトを選ぶことをお勧めします。

飼主なら知っておきたいヨーグルトのカロリーと栄養素

ヨーグルトの種類エネルギー水分タンパク質脂質炭水化物カリウムカルシウムマグネシウムリン
全脂無糖ヨーグルト(プレーンヨーグルト)56kcal87.7g3.6g3.0g4.9g170mg120mg12mg100mg
低脂肪無糖(プレーンヨーグルトから一定の脂肪分を取り除いたもの)40kcal89.2g3.7g1.0g5.2g180mg130mg13mg100mg
全脂無糖ヨーグルト(プレーンヨーグルト)と低脂肪無糖ヨーグルトの栄養成分の比較表

出典:日本食品成分標準表(八訂)増補2023年

犬にヨーグルトの乳酸菌は効果があるの?

腸内の健康を守る乳酸菌は、犬の免疫力向上や消化の効率化など、さまざまなメリットをもたらすと認識されています。犬の腸内環境は健康に直結しており、プロバイオティクスをはじめとする乳酸菌を摂ることで、腸内フローラのバランスを整え、健康全体を促進する効果が期待できます。

乳酸菌の役割には、腸内の有害菌を制御し、栄養の吸収をサポートし、栄養利用の効率を上げることが含まれます。アレルギーや皮膚トラブル、消化障害を抱える犬においても、乳酸菌の効果が示されています。

しかし、乳酸菌が全ての犬に適しているわけではありません。犬の個々の健康状態や特定の病気によって、乳酸菌の摂取が推奨されないケースも存在します。従って、プロバイオティクスや乳酸菌を含むサプリメントを選ぶ際には、獣医との相談を通じて、犬の状態に最適なものを選ぶべきです。

犬に毎日ヨーグルトを与えてもいいの?

獣医師は、ヨーグルトは、少量であれば、毎日犬に与えても大丈夫とされています。

ただし、犬にヨーグルトをたくさんあげすぎると、お腹が痛くなったり、下痢をしたりすることがあります。犬は、ヨーグルトを食べすぎると、体に悪い反応を示す犬もいて、肌がかゆくなったりします。ヨーグルトには脂肪が含まれているので、太りすぎてしまうことがあります。そして、ヨーグルトばかり食べていると、他に必要な栄養が足りなくなることがあります。

だから、犬にヨーグルトをあげるときは、少しの量にして、砂糖が入っていないものを選ぶといいです。始めてあげる時は、ちょっとだけ試して、犬がどう反応するか見てみましょう。何か心配なことがあったら、獣医さんに相談するのが一番です。

ブルガリアヨーグルトを犬に与えてもいいの?

ブルガリアヨーグルトを犬に与えても大丈夫です。ただし、無糖タイプと加糖タイプがありますので、加糖タイプは避けましょう。また、ブルガリアヨーグルトでも、明治ブルガリアのむヨーグルトLB81などには、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、安定剤(ペクチン)、香料が含まれていますので、犬にはおすすめできません。

明治ブルガリアヨーグルトのLB81乳酸菌は、人において腸の防御機能であるバリア機能を高める重要な物質「抗菌ペプチド」の発現を高めることが確認されています。
参考サイト:LB81乳酸菌の新たな可能性

犬はヨーグルトをいつ食べると効果的ですか?

犬にヨーグルトを与える最も効果的なタイミングは、以下のような状況や目的のときに効果的です。

  1. 消化のサポート:ヨーグルトはプロバイオティクスを含んでおり、消化を助けることができます。犬が消化不良や軽度の胃腸の不調を示している場合、食事と一緒に少量のヨーグルトを与えることで、その消化を助けることができます。
  2. 定期的な健康維持:犬の腸内フローラのバランスを維持し、全体的な健康を促進するために、ヨーグルトを日常的な食事の一部として定期的に提供することが有益です。例えば、1日1回、食事の一部として適量のヨーグルトを与えることが推奨されます。
  3. 抗生物質を服用している時:抗生物質は有害な細菌を殺す一方で、有益な腸内細菌も減少させてしまうことがあります。抗生物質の服用中または服用後にヨーグルトを与えることで、腸内フローラのバランスを再建し、消化を助けることができます。
  4. ストレスや環境の変化がある時:ストレスや環境の変化は、犬の腸内フローラに影響を及ぼすことがあります。このような時期にヨーグルトを提供することで、腸内環境をサポートし、ストレスによる消化問題を軽減することができます。

ヨーグルトのメリットとデメリット

ヨーグルトを与えるメリットとデメリット

犬にヨーグルトを与えるメリット

犬の腸内フローラの改善

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内環境を整え、下痢や便秘の改善に役立ちます。それでは、乳酸菌がどのようにして腸内環境を改善し、下痢や便秘を改善に役立つのかを深堀りして説明します。

  1. 腸内には数百種類の細菌が存在し、これらのバランスが健康に影響を与えます。乳酸菌は有益な細菌として、有害な細菌の増殖を抑えることで腸内フローラのバランスを整えます。これにより、腸内環境が改善されます。
  2. 乳酸菌は乳酸を産生し、腸内のpH値を酸性に傾けます。乳酸菌により有害な細菌の活動が抑えられ、腸内環境が健康に保たれます。
  3. 乳酸菌は腸内での免疫応答を促進することが示されています。乳酸菌は、腸の健康を守るとともに、全身の免疫力向上にも寄与することが期待できます。
  4. 乳酸菌は消化酵素の活性を高めることで、食物の消化吸収を助けます。これにより便秘が改善に期待できます。
犬の腸内フローラを改善できる食べ物をご紹介します

栄養補給

 ヨーグルトには、カルシウム、タンパク質、ビタミンなど、犬にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。

  • カルシウム: 骨や歯の形成に必要な栄養素です。
  • タンパク質: 筋肉や皮膚、毛皮の健康維持に役立ちます。
  • ビタミン: 免疫力向上や代謝促進などの効果があります。

食欲増進

ヨーグルトの酸味や風味が、犬の食欲を増進させます。

ドッグフードに混ぜたりできる

ヨーグルトは、ドッグフードに混ぜたりトッピングとしても利用できます。

犬にヨーグルトを与えるデメリット

  • 下痢: 乳糖不耐症の犬や、消化器官が弱い犬は、ヨーグルトを与えると下痢をすることがあります。
  • アレルギー: 牛乳アレルギーなどを持っている犬は、ヨーグルトもアレルギー反応を起こす場合があります。
  • 肥満: ヨーグルトはカロリーが高い食品なので、与えすぎると肥満の原因になります。

ヨーグルトを与える際には、上記のメリットとデメリットを理解した上で、愛犬の体調や体質に合わせて慎重に判断しましょう。

上記に加え、愛犬が乳糖不耐症やアレルギーを持っている場合は、ヨーグルトを与える前に獣医師に相談しましょう。

犬はヨーグルトを食べると乳酸菌やビフィズス菌は増えますか?

はい、犬がヨーグルトを食べると、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が増えるとされています。これらの菌はプロバイオティクスとして知られており、腸内フローラのバランスを改善し、消化を促進し、免疫系を強化する役割を果たします。

ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスは、犬の消化管に達した時に生きている必要があります。生きた菌が腸に到達すると、そこで増殖し、腸内の環境を改善することができます。これにより、有益な菌の割合が増え、消化が促進され、病原体に対する抵抗力が強化される可能性があります。

ただし、全ての犬がヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌を同じように効果的に利用できるわけではありません。犬によっては乳糖不耐症であるため、ヨーグルトやその他の乳製品を消化することが困難な場合もあります。そのため、ヨーグルトを犬の食事に加える前に、少量から始めて犬の反応を観察し、必要であれば獣医師に相談することが重要です。

犬のヨーグルトどれくらい?ヨーグルト量について検証

ヨーグルトを与えていい量

獣医師のヨーグルトの推奨量

調査したところ、多くの獣医師は、体重1kgに対してヨーグルト1gが適量としていますので、推奨される適量は以下のとおりです。

  • 小型犬:小さじ1杯(5g)
  • 中型犬:中さじ1杯~2杯(10g~20g)
  • 大型犬:大さじ2杯~3杯(30g~45g)

犬にヨーグルトを与えるときの注意点

リビングで犬にヨーグルトをあげている少女
  • 初めて与える場合は少量から始める: 初めてヨーグルトを与える場合は、小さじ1杯程度から始めましょう。愛犬の様子を見ながら、徐々に量を増やしていきます。
  • 与える頻度と量: ヨーグルトは毎日与えても問題ありません。獣医師によって定めた量は様々ですが、体重1kgに対してヨーグルトを1gが目安量とされています。
  • 冷たいまま与えない: 冷たいヨーグルトを与えるとお腹を壊す可能性があるため、常温に戻してから与えましょう。
  • 一気に大量を与えない: 一度に大量のヨーグルトを与えると、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があるため、注意しましょう。

ヨーグルトは、愛犬にとって健康的な食品ですが、与え方や量に注意が必要です。上記の注意点を守り、愛犬に安全にヨーグルトを与えてください。

上記に加え、愛犬が乳糖不耐症やアレルギーを持っている場合は、ヨーグルトを与える前に獣医師に相談しましょう。

ヨーグルトを与えてはいけない犬

以下のような犬には、ヨーグルトを与えないでください。

  • 乳糖不耐症の犬: 乳糖を分解する酵素が不足しているため、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。乳糖不耐症の犬は、ヨーグルトだけでなく、牛乳や乳製品全般を避けましょう。
  • アレルギーのある犬: 牛乳アレルギーなどを持っている犬は、ヨーグルトもアレルギー反応を起こす可能性があります。アレルギーのある犬は、ヨーグルトだけでなく、アレルギーの原因となる物質を避けましょう。
  • 子犬: 生後3ヶ月齢未満の子犬は、消化器官が未発達のため、ヨーグルトを与えないでください。子犬は、消化器官が未発達なため、ヨーグルトだけでなく、硬いフードや刺激のある食品は避けましょう。

犬にヨーグルトを与える際のQ&A

Q1. ヨーグルトを与える頻度は?

A1. アレルギーなどないなら毎日でも大丈夫です。ただし少量にしましょう。

Q2. 冷たいヨーグルトを与えても大丈夫?

A2. 冷たいヨーグルトを与えるとお腹を壊す可能性があるため、常温に戻してから与えましょう。

Q3. ドッグフードに混ぜて与えても大丈夫?

A3. はい、ドッグフードに混ぜて与えても大丈夫です。

Q4. 子犬にヨーグルトを与えても大丈夫?

A4. 生後3ヶ月齢未満の子犬は、消化器官が未発達のため、ヨーグルトを与えないようにしましょう。

Q5. 愛犬がヨーグルトを食べて下痢をした場合は?

A5. すぐにヨーグルトを与えるのを中止し、獣医師に相談しましょう。

犬とヨーグルトのまとめ

ヨーグルトは犬にとって安全かつ健康的な食品ですが、適切な与え方と量を守ることが重要です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境を整え、栄養補給にも役立ち、犬の食欲増進にも繋がります。

しかし、初めて与える際は少量から始め、様子を見ながら週に2~3回のおやつとして、犬の大きさに合わせた量を与えましょう。健康上問題がないようでしたら、毎日少量を与えても大丈夫です。

ヨーグルトを与える際は、常温に戻してから与え、ドッグフードや手作りおやつに混ぜる方法もありますが、大量に一度に与えることは避けましょう。

乳糖不耐症の犬や牛乳アレルギーを持つ犬、生後3ヶ月未満の子犬にはヨーグルトを与えないよううにしましょう。愛犬にヨーグルトを与える前や、与えている最中に体調の変化が見られた場合は、獣医師に相談することが重要です。愛犬の健康状態や体質に合わせたヨーグルトの与え方や量を把握し、愛犬にとって最適な方法でヨーグルトを提供してください。

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