犬が食べれる果物

犬が梨を食べるメリットはなんですか?

      
犬が梨を食べても大丈夫 犬が食べれる果物
       

この記事では、犬は梨を食べることができるのか、その際の量や梨の栄養成分とそれが犬の健康に与える可能性のあるメリットとリスク、注意点について解説します。

Q:犬は梨を食べれますか?

梨には犬にとって健康を害する毒性の成分は含まれていませんので、犬が梨を食べても大丈夫です。梨にはビタミンCの他、ミネラル成分として、カリウム、銅、マグネシウム、亜鉛などが含まれ犬の健康に貢献するとされています。
梨を与える際の注意点として、梨の皮や種、それと中心にある芯は取り除いてから食べさせてください。

また、梨は糖分が高いため少量にしてたまに上げることが推奨されています。そして、糖尿病のある犬には与えないようにしましょう。

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犬が梨を食べるメリットとは

犬が梨を食べた場合のメリット

それでは、梨の栄養成分はどうなっているのでしょうか。そして、そのメリットと潜在的なリスクについて解説します。

梨の栄養成分/ミネラル

食品名廃棄率エネルギー (kcal)水分 (g)たんぱく質 (g)脂質 (g)炭水化物 (g)灰分 (g)重量 (g)リン (mg)カリウム(mg)鉄 (mg)亜鉛 (mg)銅 (mg)マンガン (mg)ヨウ素 (µg)セレン (µg)クロム (µg)モリブデン
15%38880.30.111.30.3100NaN14000.10.060.04000Tr
梨の栄養成分/ミネラル・【出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年】

注: 表にNaN(データがない)値が含まれています。「Tr」は微量を意味します。

梨は、ほとんどが90%近くが水分で、残りは炭水化物ということがわかります。そして梨に含まれている主なミネラルには、カリウム、銅、マグネシウム、亜鉛などで、それぞれに重要な役割があります。

  1. カリウム: カリウムは体内の電解質バランスを維持するのに役立ちます。これは、血圧の調節、筋肉の機能、神経伝達に重要です。高血圧を予防し、心臓の健康をサポートするのにも役立ちます。
  2. : 銅は体内で多くの酵素反応に関与しており、鉄の吸収と利用を助けることで赤血球の形成をサポートします。また、骨や結合組織の健康にも重要な役割を果たします。
  3. マグネシウム: マグネシウムは骨の健康、筋肉の機能、神経伝達、エネルギー産生に不可欠です。また、心臓のリズムの維持や血糖値の調節にも関与しています。
  4. 亜鉛: 亜鉛は免疫系の機能、傷の治癒、DNAの合成、細胞分裂に必要なミネラルです。また、正常な味覚と嗅覚を維持するのにも役立ちます。

これらのミネラルは、梨を含む多くの食品から摂取することができ、健康を維持するために重要な役割を果たします。梨はこれらの栄養素を自然な形で提供するため、バランスの取れた犬の食事に取り入れるのが良いでしょう。

梨の成分/ビタミン

「日本の梨」に関するビタミンのデータです。

食品名レチノールαーカロテンβーカロテンβークリプトキサンチンβーカロテン当量レチノール活性当量ビタミンDαートコフェロールβートコフェロールビタミンKビタミンB1ビタミンB2ナイアシンナイアシン当量ビタミンB6ビタミンB12葉酸パントテン酸ビオチンビタミンC
なしNaNNaNNaNNaNNaNNaNNaN0.1 mgTr5㎍0.02 mgTr0.2 mg0.2 mg0.02 mg‘(0) μg6 μg0.14 mg0.5 μg3 mg
梨のビタミン・【出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年】

注: 表にNaN(データがない)値が含まれています。「Tr」は微量を意味します。

上記の梨のビタミン類のデータを見ますと、ビタミンC以外は、これといったビタミンは含有されていません。ただし少量でも含まれているビタミンがありますので、それらの働きについて説明します。※ 実際の梨の種類や栽培条件によって含まれるビタミンの種類や量は異なる場合があります。一般的なビタミンの働きは以下の通りです:

  1. ビタミンC(アスコルビン酸):
    • 抗酸化作用があり、体内の自由基を無害化する。
    • コラーゲンの合成を助け、皮膚や血管の健康を維持する。
    • 鉄の吸収を促進する。
    • 免疫システムの機能をサポートする。
  2. ビタミンB群(例:ビタミンB1、B2、B6):
    • ビタミンB1(チアミン): 炭水化物の代謝に関与し、エネルギー産生を助ける。
    • ビタミンB2(リボフラビン): 細胞の成長と機能維持に必要で、エネルギー産生にも関与する。
    • ビタミンB6(ピリドキシン): アミノ酸の代謝に関与し、赤血球の生成を助ける。
  3. ビタミンE(トコフェロール):
    • 抗酸化作用があり、細胞膜を保護する。
    • 皮膚や目の健康をサポートする。
    • 免疫機能を強化する。

これらのビタミンは、健康な食事の一環として梨を含む多様な食品から摂取することが推奨されます。

犬に梨を与える際の注意点

犬が梨を食べる際に、いくつかのリスクと注意点があります。梨は犬にとって基本的に安全な食品ですが、以下の点に注意することが重要です。

  1. 種と芯の除去: 梨の種には微量のシアン化物が含まれているため、犬に梨を食べさせるに種と芯を取り除く必要があります。また、芯は窒息のリスクを高める可能性があります。
  2. 皮をむくことを検討: 梨の皮には農薬が残留している可能性があるため、犬に梨を食べさせる前に皮をむくか、よく洗浄することが望ましいです。
  3. 適量を守る: 梨は自然な糖分を含んでおり、過剰に与えると犬の血糖値が上昇するリスクがあります。特に糖尿病の犬には注意が必要です。
  4. アレルギー反応の監視: 稀に犬が梨にアレルギー反応を示すことがあります。初めて与える際は少量から始め、異常が見られないか監視しましょう。
  5. 消化不良の可能性: 梨に含まれる繊維は、過剰に与えると犬の消化器系に負担をかける可能性があります。下痢や腹痛などの症状に注意し、適量を守りましょう。
  6. 栄養バランスを考慮: 梨は健康的なおやつとしては良い選択ですが、犬の主食を置き換えるものではありません。バランスの取れた食事を維持することが重要です。

これらの点を考慮し、犬に梨を食べさせる際は適切な量と方法で行うことが重要です。犬の健康状態や食事の特性に不安がある場合は、獣医師に相談することをお勧めします。

犬に与えてよい梨の量

犬が食べやすいように適切な大きさにカットされた梨。

このセクションでは、犬に梨を食べさせる際の最適な方法について説明します。適切な量、梨の準備方法、そして犬の健康状態や好みに応じた与え方について詳しく解説します。

梨の量と頻度

犬に梨を食べさせる場合、量と頻度は重要な要素です。適切な量を与えることで、梨の健康上の利点を享受しつつ、消化不良やアレルギー反応のリスクを最小限に抑えることができます。

梨の量

下記の計算から算出した梨の量は上限量ですので目安としてください。

38 kcal

梨100gあたり「38kcal」は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年のデータです。

  1. 犬が食べていい梨の量
    • 一般的なガイドラインとして、犬の食事のうち「おやつ」が全体の10%を超えないようにすることが推奨されています。上記の計算は1日に必要なカロリーの10%を犬に与える梨の適量として計算しています。梨1個は、平均300g程度です。
    • 3kgの成犬(避妊・去勢あり)でしたら、梨の上限量は「約67g」ですから1/4個程度です。ただし、主食を255kcalから230kcalに調整する必要があります。
  2. 与える頻度
    • 梨は日常的に与えるものではなく、特別なおやつとして時々与えるのが適切です。
    • 週に1〜2回程度を目安にし、他の果物やおやつとのバランスを考慮して与えましょう。
  3. 初めて与える場合
    • 初めて梨を食べさせる際は、非常に小さな量から始めて、犬の反応を観察します。特に消化器系の問題やアレルギー反応に注意してください。
  4. 準備方法
    • 梨は皮をむいて、種や芯を取り除いた状態で与えます。種には犬に有害なシアン化物が含まれているため、特に注意が必要です。

梨やその他の果物の量についての関連記事

与える前の準備と提供の方法

  1. 梨の選択
    • 新鮮で成熟した梨を選びます。傷や腐敗の兆候がないことを確認してください。
  2. 洗浄
    • 梨をよく洗って、表面の農薬や汚れを除去します。
  3. 皮をむく
    • 梨の皮をむきます。皮は消化に時間がかかることがあり、また農薬の残留リスクも考慮して除去するのが望ましいです。
  4. 種と芯を取り除く
    • 種と芯を丁寧に取り除きます。梨の種にはシアン化物の微量が含まれており、これは犬にとって有害です。
  5. 適切なサイズにカット
    • 梨を犬の大きさに応じた小さなサイズにカットします。これにより窒息のリスクを減らし、消化もしやすくなります。
  6. 提供方法
    • 梨をカットしたままの形で与えるか、他の食材と混ぜて与えることもできます。例えば、ドッグフードに混ぜたり、自家製の犬用トリーツに加えたりすることができます。

獣医師のアドバイス

犬に梨を安全に与えるためには、獣医師のアドバイスを参考にすることが重要です。獣医師は、犬の個々の健康状態や栄養ニーズを考慮した上で、最適な食事計画を提案することができます。

  1. 個々の健康状態に基づくアドバイス
    • 犬の年齢、体重、健康状態、既存の健康問題(例:糖尿病、肥満、アレルギー)に基づいて、獣医師は梨を含む食事の適切な量や頻度についてアドバイスをしてくれます。
  2. アレルギー反応や不耐性の評価
    • 犬が梨に対してアレルギー反応や不耐性を示さないかどうかを評価するのに役立ちます。特に初めて与える場合、獣医師の監督下で少量を試すことが推奨することがあります。
  3. 栄養バランスの重要性
    • 獣医師は、犬の食事全体の栄養バランスを維持することの重要性を強調します。梨は補助的なおやつとして与えるべきであり、主食としては不適切です。
  4. 特定の状況下での摂取の避け方
    • 犬が特定の健康問題を抱えている場合、獣医師は梨を含む特定の食材の摂取を避けるようアドバイスすることがあります。例えば、糖尿病の犬には、梨の高い糖分が適していないなどについてのアドバイスです。
  5. 定期的な健康チェックの推奨
    • 梨を食事に取り入れる際は、定期的な健康チェックを受けることが重要です。これにより、食事の変更が犬の健康にどのような影響を与えているかを評価できます。

注意点

  • インターネット上の情報や他の犬の飼い主の経験だけに頼るのではなく、獣医師など専門家の意見を求めることが最も安全です。
  • 特に新しい食材を犬の食事に導入する際は、獣医師と相談することで、潜在的なリスクを回避し、犬の健康を最適に維持することができます。

獣医師のアドバイスに従うことで、愛犬に梨を含む健康的な食事を安全に提供することが可能になります。獣医師は、犬の個々の健康状態に合わせた最良の食事ガイドラインを提供することができるため、その指示に従うことが重要です。

犬が梨を食べるにあたってのまとめ

犬は、梨を食べても大丈夫です。ただし、犬に梨を与える際は、適量を守り、種や芯を取り除くことが重要です。梨はビタミンや繊維を豊富に含み、水分も多いため、適度に与えると健康に良い影響を与えます。

しかし、種に含まれるアミグダリンが体内でシアン化物に変わるため、種は絶対に与えないでください。また、梨は糖分も含むので、過剰摂取は肥満の原因にもなり得ます。犬のサイズや健康状態に応じて量を調整し、初めて与える際は少量から始めて様子を見ることが推奨されます。

記事執筆者

misato

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ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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