犬の食べ物

犬はピーナッツを食べてはいけないのですか?

      
犬はピーナッツを食べてはいけない 犬の食べ物
       

「床に落としたピーナッツを犬が食べた」このような予期せぬ出来事のお話はよくあります。結論からいって、数個食べてもあわてる必要はありません。「ピーナッツは数個であれば問題ない」と、獣医師キャスリーンクラウセンは述べています。

ピーナッツにはタンパク質、ビタミンB-6、健康的な脂肪、ビタミンE、ナイアシンが豊富に含まれているため健康上メリットもあります。

しかしながら、すべてのピーナッツが安全ではありませんので、次の章で「犬にとって安全なピーナッツとは」について解説します。

ところで、ピーナッツは、ナッツ類ではなく、マメ亜科ラッカセイ属の植物です。「落花生」とも呼んでいます。

アーモンドやクルミなどのナッツ類の記事については、こちらをご覧ください

犬がピーナッツを食べても大丈夫なの?

無塩の乾煎り(からいり)だけが、犬にとって安全なピーナッツで、食べても大丈夫です。英語では、roast(ロースト)です。乾煎りとは、水や油を使わずに、鍋に食材を入れて煎ることを言います。

塩漬けピーナッツは犬にとって安全ではない

塩漬けピーナッツは、ナトリウムが含まれているため、推奨されてはいません。食べすぎなければ問題ないですが、食べすぎると犬の健康に害を及ぼす可能性があります。

生のピーナッツも犬にとって安全ではない

また、生のピーナッツも推奨されていません。その理由として、獣医師のミシェル・バーチ博士によりますと、「ピーナッツは高温多湿な環境で生育するため、 アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)から生成されるアフラトキシンと呼ばれる真菌が発生する可能性があるため」と述べています。犬がアフラトキシンを摂取すると、急性肝不全を引き起こす可能性があるとも述べています。

犬に与えていいピーナッツの量

犬に与えていいピーナッツの量

犬にとってどのくらいのピーナッツやピーナッツバターの量が安全なのでしょうか。犬には、超小型犬から超大型犬までいますので、それぞれで適量は違ってきます。こちらの章は、サンドラ・ミッチェル博士の英語記事を参考にしています。

超小型犬の適量

体重9kgまでのチワワやポメラニアン、パグ、シーズーなどの超小型犬。

  • ピーナッツ1~2個
  • ピーナッツバターは、大さじ1/4を1日2回。

小型犬の適量

体重9~13kgまでの柴犬やビーグル、ミニチュアオーストラリアンシェパードなどの小型犬

  • ピーナッツ 2~3個
  • ピーナッツバター大さじ1/2を1日2回

中型犬の適量

体重14~22kgまでのボーダーコリーやシベリアン ハスキーなどの中型犬

  • ピーナッツ 5~6個
  • ピーナッツバター大さじ3/4を1日2回

大型犬の適量

体重23~40kgまでのピットブル、 ジャーマンシェパード、ラブラドールレトリバーなどの大型犬

  • ピーナッツ 一掴み
  • ピーナッツバター大さじ1を1日2回

超大型犬の適量

体重41kg以上のセント バーナード、 グレート ピレニーズなどの超大型犬

  • ピーナッツ 大きめの一掴み
  • ピーナッツバター大さじ1と1/2〜2を1日2回

ピーナッツバターを食べても大丈夫なの?

ピーナッツバター

ピーナッツバターを犬に与えても健康上、特に問題ないといわれています。ただし、キシリトールという人工甘味料が含まれていないものという条件があります。キシリトールは、砂糖とほぼ同じ甘さをもちますが、カロリーが25%ほど低い食品添加物です。

そのキシリトールを含んだピーナッツバターは、犬に重度のアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

ピーナッツを食べすぎたらどうなるの?

ピーナッツは、炭水化物やタンパク質よりも脂質のほうが多い高脂質な食品です。100g中、おおよそ50gが脂質です。そのため過剰摂取は胃の不調や膵炎を引き起こす可能性があると獣医師は述べています。

次の症状が継続して犬にあらわれたときには、すぐに獣医師に連絡してください。

  • 食欲の低下または食欲不振
  • 倦怠感(元気がない)
  • 吐き気
  • 嘔吐(おうと)
  • 下痢
  • 重度の急性ショック

ピーナッツの致死量

タイトルの「犬のピーナッツの致死量」について英語圏も含めて色々と調査してみました。結論として、犬がピーナッツを何グラム、あるいは何粒食べたら致死量に該当するのかについて具体的な情報は得られませんでした。

ただし、犬に対するピーナッツの毒性は通常、ピーナッツ自体によるものではなく、生のピーナッツに含まれるアフラトキシン(特定のカビによって生成される毒素)の存在によるもの。

また、次のような有害物質の添加などの要因に関連している可能性があるようです。ピーナッツバターに含まれるキシリトール。あるいは過剰摂取によるピーナッツに含まれる高脂肪分が犬の膵炎を引き起こし、それが死につながる可能性があります。

ピーナッツアレルギーはあるの?

われわれ人間においては、ピーナッツアレルギーが問題になっています。ところが、色々と調査した結果、犬にとってはピーナッツアレルギーはほぼ皆無に近いようです。アレルギーが発症する原因としては、ピーナッツバターに配合されている食品添加物のキシリトールによるものが考えられるとされています。

ピーナッツに対するアレルギー反応が確認された犬の報告はこれまでに1件だけだ。したがって、それが起こる可能性はありますが、非常にまれです。

犬はピーナッツを食べても大丈夫ですか?

まとめ

犬に乾煎り(からいり)ピーナッツを数粒食べても心配いりません。またピーナッツバターも同様に与えても問題ない食品です。ただし、塩入りや生のピーナッツ、食品添加物のキシリトールが配合されたピーナッツバターは与えてはいけません。

ピーナッツの致死量については、調査してみましたが、具体的な情報は得られませんでした。またピーナッツアレルギーについても具体的な情報は得られませんでした。

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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