ご飯の計算

【犬のDER計算】体重5kgだと何カロリー?

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犬の日々のエネルギー要求量(DER)を計算することは、ペットの健康管理において非常に重要です。体重5kgの犬の場合、その日に必要なカロリー量は、一般的な計算式によると70×50.75で計算されます。

これは、犬の活動レベルや生活スタイルに応じて変動する活動係数を加味していませんが、基本的なガイドラインとしては、体重5kgの成犬であれば、おおよそ374カロリーが必要とされています。

しかし、これはあくまで一般的な推定値であり、実際のカロリー要求量は個々の犬の年齢、性別、健康状態、避妊・去勢の有無、そして活動レベルによって異なります。したがって、正確なフード量を決定する前に、獣医師と相談することが推奨されます。獣医師は、犬の体格指数(BCS)やライフステージを考慮して、より個別化された食事プランを提案することができます。

犬の健康を維持するためには、適切な栄養摂取が不可欠です。過剰なカロリー摂取は肥満を引き起こし、関節疾患や糖尿病などの健康問題につながる可能性があります。逆に、不十分なカロリー摂取は栄養不足や免疫力の低下を招くことがあります。ペットの食事管理は、愛する家族の一員である彼らの幸せと健康を守るために、飼い主にとって重要な責任です。

最終的に、犬のDER計算は、単なる数値を超えた、愛犬の健康と幸福を支えるための重要なステップです。愛犬の適切なカロリー摂取を確保することで、彼らが活動的で健康的な生活を送ることができるようになります。

この続きは本文をご覧ください。

犬のDER計算のメリットはなに?

犬のDER計算を行うメリット

愛犬の健康を維持するためには、適切な食事を与えることが重要です。適切な食事とは、必要なカロリーと栄養素をバランス良く摂取できる食事のことを指します。

しかし、犬の年齢、体重、活動量などによって必要カロリーは異なるため、愛犬に合った食事量を把握することは簡単ではありません。

そこで必要となるのが、犬のDERです。

DERとは、Daily Energy Requirementの略で、日本語では「1日当たりのエネルギー要求量」と訳されます。これは、犬が健康を維持するために1日に必要なカロリー量を指します。

DERは、犬の年齢、体重、性別、去勢・避妊の有無、活動レベル、健康状態などの様々な要素を考慮して算出されます。

このDERの計算を行うことで、以下のメリットがあります。

1. 肥満や栄養不足を防ぐことができる

犬の肥満や栄養不足は、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。適切なカロリー量を把握することで、愛犬の体重を適正範囲に維持し、健康的な体作りをサポートすることができます。

2. 愛犬の食事管理を効率化できる

犬のカロリー自動計算ツールを使えば、愛犬の食事量を簡単に管理することができます。毎日の食事量を記録したり、フードの量を調整したりする手間が省け、効率的に食事管理を行うことができます。

3. 手作り食を与える際の目安となる

手作り食を与える場合、愛犬に必要な栄養素をすべて与えることが重要です。犬の必要カロリー計算式で算出した1日のカロリーを参考に、栄養バランスのとれた手作り食を作ることができます。

4. 獣医師への相談時の資料となる

愛犬の健康状態について獣医師に相談する際に、カロリー計算の結果を資料として提示することで、より的確なアドバイスをもらうことができます。

愛犬の健康を守るために、食事は非常に重要です。 犬のカロリー計算式を活用して、愛犬にぴったりの食事量を把握し、健康で幸せな生活を送れるようサポートしてあげてください。

犬のDERを求めるための必要な情報

犬のDERを求めるためには、以下の情報が必要です。

1. 体重

犬の体重は、カロリー計算の基本となる情報です。体重を正確に把握することで、より正確なカロリー量を計算することができます。

2. 年齢

犬の年齢は、活動量や代謝に影響を与えるため、カロリー計算に重要な要素となります。子犬、成犬、シニア犬など、年齢によって必要なカロリーは大きく異なります。

3. 活動量

犬の活動量は、カロリー計算において重要な要素の一つです。活動量が多い犬は、活動量が少ない犬よりも多くのカロリーを必要とします。

4. 去勢・避妊の有無

去勢・避妊手術を受けた犬は、去勢・避妊手術を受けていない犬よりも活動量が少なく、代謝が低くなる傾向があります。そのため、去勢・避妊手術を受けた犬は、去勢・避妊手術を受けていない犬よりも少ないカロリーを必要とします。

5. その他の情報

上記の情報に加えて、以下のような情報があると、より正確なカロリー計算を行うことができます。

  • 健康状態
  • 妊娠・授乳の有無

情報収集のポイント

  • 体重は、定期的に測定し、記録しておくと良いでしょう。
  • 年齢は、獣医師手帳やワクチン接種証明書などで確認することができます。
  • 活動量は、犬の日常生活を観察することで把握することができます。
  • 去勢・避妊の有無は、獣医師手帳などで確認することができます。
  • その他の情報は、獣医師に相談することで得ることができます。

情報の重要性

正確な情報に基づいてカロリー計算を行うことで、より愛犬に合った食事量を把握することができます。

犬のRERとDER計算式について解説します

犬のDER計算式
妹

犬のRERとDERの計算式を教えて?

管理人:ゆずりん
管理人:ゆずりん

まず犬のRERを求める計算式がありますのでご紹介します。体重5kgのワンちゃんをモデルに計算してみましょう!

まずは、ステップ1から。

犬の体重5kg。必要カロリー

DER(犬の1日の必要カロリー)=RER(安静時エネルギー必要摂取量)×活動係数で求めることができます。

そこで、まずはじめに、RER(安静時エネルギー必要摂取量)を求めることからはじめます。

RER=70×体重0.75

こちらが計算式になります。

カロリー計算をするにあたり、手元に電卓が必要になりますが、下に電卓をご用意しましたのでお使いください。

電卓

RER計算ーステップ1

電卓に愛犬の体重を入力します。それを3乗します。

つまり、愛犬の体重が5kgでしたら5を3回掛けます。5×5×5=125と答えが出ます。
愛犬の体重が3kgでしたら3×3×3=27です。

RER計算ーステップ2

先ほどの125に続けて「√(ルート)」ボタンを2回押してください。

下の画像のように125√√となっていればOKです。

安静時エネルギー必要摂取量=「RER」の計算

この状態で=を押すと3.34370152488211と答えが出たはずです。

RER計算ーステップ3

3.34370152488211に「×70」とします。

つまり3.34370152488211×70=234.0591067417477となります。

この234.0591067417477が安静時エネルギー必要摂取量=「RER」です。

DERの計算

先の安静時エネルギー(RER)234.05に下記に示した「活動係数・エネルギー係数」という係数がありますので、それを掛けます。

体重5kgの愛犬が「避妊・去勢済みの成犬」でしたら、下にあるように「1.6」を掛けます。

234.0591067417477×1.6=374.49・・・となります。

この374.49kcalが、体重5kg(避妊・去勢済みの成犬)の1日に必要なカロリー=DERです。

犬の活動係数

活動係数・エネルギー係数

・生後4ヶ月までの幼犬:3.0
・生後4ヶ月から1年までの幼犬:2.0
避妊・去勢済みの成犬:1.6
・避妊・去勢なしの成犬:1.8
・7歳以上で避妊・去勢済みの中高齢犬:1.2
・7歳以上で避妊・去勢なしの中高齢犬:1.4
・肥満傾向の成犬:1.0〜1.2

ですので、同じ体重5kgでも生後4ヶ月から1年までの幼犬でしたら、係数は、2.0ですから、234.0591067417477×2.0=468.1182となります。つまり、体重5kgの生後4ヶ月から1年までの幼犬の1日に必要なカロリー(DER)は、468kcalです。

DER計算のまとめ

繰り返しになりますが、まずステップ1で安静時エネルギー必要摂取量=「RER」を算出します。

次にステップ2で、「RER」に活動係数・エネルギー係数を掛けて算出したものが、犬の1日に必要なカロリー(エネルギー)=DERになります。

ドッグフードの給餌量の計算

それでは、先ほど体重5kg(避妊・去勢済みの成犬)の犬の1日に必要なカロリー(エネルギー)=DERは、374kcalとでました。この数字に100gあたりの食事(ドッグフード)のカロリーで割り算すればドッグフードの給餌量が算出できます。

例えば、100gあたり350kcalのドッグフードならば、374÷350×100=107g

1日に107gの食事(ドッグフード)を与えてもよいことになります。また。300kcalの食事(ドッグフード)ならば124gを与えてもよいことになります。

このようにして給餌量は計算できます。

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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