子犬って、本当に元気ですよね!走り回ったり、遊んだり、見ていて飽きません。
でも、そんな元気いっぱいな子犬に、どれくらいのご飯の量(餌)をあげればいいのか、カロリーはどのくらいなのか?迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?
生後3ヶ月という時期は、乳歯が生えそろう時期なので柔らかくふやかしたフードから徐々にカリカリのフードに変えていく時期でもあります。
そのような時期でもある子犬に必要なご飯量について、わかりやすく解説します。
柴犬の子犬のご飯量の目安
![柴犬の子犬のご飯量の目安](https://petfood-hub.com/wp-content/uploads/2024/05/柴犬の子犬のご飯量の目安-1.webp)
ご飯(ドッグフード)のカロリーを100gあたり300kcalとした目安量です。
柴犬の子犬の体重2kgから4kgの範囲のご飯の量を掲載しています。
※ 1回あたりの量は、食事回数を1日3回とした場合です。
柴犬の子犬の体重 | ご飯の量(g) | 1回あたりの量 |
---|---|---|
2.0kg | 118g | 39g |
2.1kg | 122g | 41g |
2.2kg | 126g | 42g |
2.3kg | 131g | 44g |
2.4kg | 135g | 45g |
2.5kg | 139g | 46g |
2.6kg | 143g | 48g |
2.7kg | 147g | 49g |
2.8kg | 152g | 51g |
2.9kg | 156g | 52g |
3.0kg | 160g | 53g |
3.5kg | 179g | 60g |
4.0kg | 198g | 66g |
柴犬の子犬のご飯量の求め方
柴犬のご飯量といってもすぐにご飯量を求めることはできません。
体重の2~3%をご飯の量として求める方法がありますが、カロリーを考慮していないので大雑把となり、食事内容によっては不足やオーバーが考えられます。そこで、カロリーを考慮した計算式をお伝えします。
![柴犬の子犬のご飯量の目安](https://petfood-hub.com/wp-content/uploads/2024/05/柴犬の子犬のご飯量の目安.webp)
カロリーが違うとどうなる?
そのワンちゃんに見合った1日あたりのカロリー摂取量の目安は、ほぼ決まっています。
そのため、100gあたり200kaclの食事をあげるのと400kcalのものをあげるのでは、400kcalをあげるなら200kcalの半分の量にしてあげないと1日あたりのカロリー摂取量をオーバーしてしまいます。
そこで、まず子犬のご飯の量を算出するにはステップ1として、そのワンちゃんの1日に必要カロリーを求めることからはじめます。
続いて、ステップ2で、あげるご飯のカロリーで割算すれば1日にあげてよいご飯の量(g)がでてきます。
柴犬の子犬の体重を2.4kgとして試算してみましょう
この2.4kgの体重を使って、ご飯の量を試算してみましょう。計算式は、次のとおりです。
(体重×30+70)×指数
指数とは、下の表に記載したものです。3ヶ月の柴犬の指数は3.0です。
活動指数表
犬の年齢・状態 | 指数 |
子犬(生後4ヶ月まで) | 3.0 |
子犬(生後4ヶ月~12ヶ月まで) | 2.0 |
成犬(1歳~7歳まで) | 避妊去勢済みは1.6 避妊去勢なしは1.8 |
肥満気味の成犬 | 避妊去勢済みは1.2 避妊去勢なしは1.4 |
中高齢犬(7歳以上) | 避妊去勢済みは1.2 避妊去勢なしは1.4 |
ダイエット中の成犬 | 1.0 |
ステップ1
先ほどの3ヶ月の子犬の体重2.4kgを上の計算式に当てはめると、
(2.4×30+70)×3.0=426
この426(kcal)をご飯のカロリーで割るとご飯の量がでます。
例えば、ご飯のカロリーが100gあたり300kcalなら、
426÷300×100=142gとなります。この142gが1日に与えてよいご飯の量です。
3回に分けてあげるなら、1回あたり47gです。
1-2. 別の計算方法
![犬の必要カロリー計算式](https://petfood-hub.com/wp-content/uploads/2024/05/犬の必要カロリー計算式.webp)
もうひとつ別の計算式があるのでご紹介します。それが下の式です。
(体重)0.75×70
(体重)0.75 の部分を計算するには、まずは子犬の体重を3回掛けます。
体重×体重×体重です。
先ほどの3ヶ月の柴犬の子犬の体重2.4kgを当てはめると、2.4×2.4×2.4=13.824
この13.824に続けて電卓でルートを2回入れます。
13.824√√
上の状態で=を押せば、1.928と計算されます。
この1.928に70を掛けます。
1.928×70=約135
この「135」が安静にしている(心臓の鼓動や呼吸をしているだけで使うエネルギー)ときの必要カロリーです。
安静時エネルギー要求量(RER)と言います。
でもじっとしているだけで活動しないなんてことはありませんから、先ほどの表の該当する指数を掛けます。
子犬(生後4ヶ月まで)は指数が3ですから、135×3=405kcal
この405kcalが、1日に必要なカロリーです。
そして、ご飯のカロリーが100gあたり300kcalなら、405÷300×100=135g
1日にあげていいご飯の量は135gとなります。
3回に分けてあげるなら、1回あたり45gです。
先にお伝えしたご飯の量は142gでしたが、今回の計算式では135gですので7gの差があります。
ただし、これらのご飯の量はあくまでも目安です。
例えば、散歩好きな子犬とそうでない子犬では、同じご飯の量では散歩嫌いなワンちゃんは太ってしまうことが考えられます。
そういったこともあるので、愛犬の様子を見ながら調整する必要があります。
2. 柴犬の子犬のご飯量の自動計算アプリ
先ほどは、手計算でご飯(餌)の量を算出する方法をお伝えしましたが、自動計算アプリをご紹介します。
ワンちゃんの体重、犬の年齢や状態、ご飯(ドッグフード)のカロリーの3項目を入力して計算ボタンを押せば算出できます。
![小さい犬が並んで食事をしている](https://petfood-hub.com/wp-content/uploads/2024/05/dog-food-3.webp)
3. 柴犬の子犬はご飯を1日何回与えればいいの
柴犬の子犬にご飯を与える回数は、月齢によって異なります。
目安は以下の通りです。
- 生後2ヶ月まで: 3~4回
- 生後3~6ヶ月: 2~3回
- 生後6ヶ月~1歳頃: 2~3回
ポイントは、少量ずつを頻繁に与えることです。生後3ヶ月までの子犬は消化器官が未発達なので、一度にたくさんのご飯を与えると、消化不良を起こしてしまうので、少なくとも3回に分けて与えましょう。
4. 犬のご飯の量を調整するポイント
![犬のご飯の量を調整するポイントについて解説](https://petfood-hub.com/wp-content/uploads/2024/05/ご飯の量を調整するポイントとは.webp)
ご飯の量を調整するポイントについて箇条書きで掲げましたので、参考にしてください。
5. 愛犬の様子をよく観察しよう
ご飯の量だけでなく、愛犬の様子をよく観察することも大切です。
元気に遊んでいる場合は、ご飯の量には問題がありません。
食欲がない場合や毛艶が悪いなどの場合は、ご飯が合っていない可能性があるので、獣医師に相談しましょう。
6. まとめ
子犬のご飯の量は、体重によって違いますし、ご飯(ドッグフード)のカロリーによって違ってきます。
例えば、100gあたり300kcalのご飯ならば、体重2.5kgで139g 、3kgなら160g、3.5kgで179gといった感じになります。運動量によってご飯の量は違ってきますので、あくまで目安量になります。
1回あたりの食事量ですが、子犬の食事回数は3回以上が推奨されますので、上記の量を3分割すればよいことになります。
生後4~5ヶ月になってから手作りご飯もあげることができます。食材やそのカロリーに困ったら、以下のページで自動計算できますのでご利用ください。