ご飯の計算

野菜の量の最適化!愛犬の健康にとって大切なポイントだよ

      
犬が食べていい野菜 ご飯の計算
       

愛犬の健康と幸せを支えるためには、栄養バランスの取れた食事が不可欠です。

しかし、犬にとって安全で健康的な野菜の選択肢と適切な1日の摂取量を知ることは、飼い主にとっては難しい課題です。

このガイドでは、犬が食べれる野菜の1日の量(グラム単位)を簡単に計算できるツールをご紹介します。愛犬の健康を第一に考えるすべての飼い主の方々へ、1日に必要なカロリーと与えてよい野菜の量の情報を分かりやすく提供します。

犬の野菜の最適な量を計算しよう

犬の野菜の量を調べる計算ツールは、おやつやドッグフードのトッピング、または犬の手作りのご飯などを作るときに便利です。使い方は、次の手順で行ってください。

  1. まずは、犬に与えたい野菜を1種類選択する
  2. 犬の体重を入力する
  3. 犬のライフステージを選択する
  4. 1日に必要なカロリーに占める野菜の割合を指定する(上限は10%)※1
  5. 計算ボタンを押す
  6. 計算結果がでる

※1:犬に野菜などを与える量は、1日に必要カロリーの10%未満とし、残り90%は主食であるバランスのよいドッグフードなどから摂るように獣医師は推奨しています。

野菜の量の注意点

カロリー計算上は、1日に必要カロリーの10%としても大丈夫ですが、野菜のカロリーは、100gあたり30kcal未満のものが多く、水分が90%を超えるものばかりです。

そのため上限値10%としますと水分量がかなり多くなりますし、主食のドッグフードの量を上回ってしまう場合もあります。そのため1%や2%の割合で算出しましょう。この値は、獣医師が監修された与えてよい野菜量の情報と概ね同等の量になります。またはじめての野菜をあたえる場合も、少量からはじめて下痢や嘔吐がないかなど、犬の体調を観察してください。

計算結果の表示項目

計算結果には、次の4項目が表示されます。

  • 選択した野菜名
  • その野菜の100gあたりのカロリー
  • 愛犬に必要な1日あたりのカロリー
  • 与えてよい1日あたりの指定した野菜の量

それでは、早速、確認してみましょう。

※ 下記の各野菜のカロリーは、生ではなく、ゆでた値のカロリーです。ただし焼いもやレタスは除きます。参考サイト:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

犬が食べてい野菜の一覧からひとつ選択してください

さつまいも

さつまいも

カロリー: 131kcal/100g

選択
焼きいも

焼きいも

カロリー: 151kcal/100g

選択
じゃがいも

じゃがいも

カロリー: 76kcal/100g

選択
かぶ

かぶ(根)

カロリー: 18kcal/100g

選択
キャベツ

キャベツ

カロリー: 19kcal/100g

選択
ミニトマト

ミニトマト

カロリー: 30kcal/100g

選択
トマト

トマト

カロリー: 20kcal/100g

選択
きゅうり

きゅうり

カロリー: 13kcal/100g

選択
小松菜

小松菜

カロリー: 14kcal/100g

選択
白菜

白菜

カロリー: 18kcal/100g

選択
にんじん

にんじん

カロリー: 29kcal/100g

選択
ブロッコリー

ブロッコリー

カロリー: 30kcal/100g

選択
ほうれんそう

ほうれんそう

カロリー: 23kcal/100g

選択
レタス

レタス

カロリー: 11kcal/100g

選択
だいこん

だいこん

カロリー: 15kcal/100g

選択
えだまめ

えだまめ

カロリー: 118kcal/100g

選択
オクラ

オクラ

カロリー: 25kcal/100g

選択
かぼちゃ

日本かぼちゃ

カロリー: 55kcal/100g

選択
西洋かぼちゃ

西洋かぼちゃ

カロリー: 80kcal/100g

選択
ごぼう

ごぼう

カロリー: 50kcal/100g

選択
なす

なす

カロリー: 17kcal/100g

選択
青ピーマン

青ピーマン

カロリー: 20kcal/100g

選択

100gあたりのカロリーが30kcal未満の野菜は水分量が90%を超えるものばかりです。そのため上限値では与える水分量が多くなります。水をよく飲むワンちゃんは、初期値1%や2%の割合にしてください。水分摂取をあまりしないワンちゃんは野菜から水分が摂れるように調整してください。また、はじめて与える野菜は、1%くらいの量にしてアレルギー症状などの様子を確認してから徐々に増やしてください。

1%2%3%4%5% 6%7%8%9%10%

計算結果

野菜1個・1本・葉の平均的な重量

犬の1日の摂取量の結果を見ても、その野菜のどのくらいの大きさを与えてよいのか見当がつかないかと思います。もちろん計量器に乗せればわかりますが、目視で知りたい方のために、野菜1個や1本、あるいは葉物については、1枚の葉の平均な重さを表にしました。

きゅうりやキャベツ、さつまいもを使った表の使い方

例えば、上の「犬に与えてよい野菜カロリーの計算ツール」からきゅうりを選択し、5kgの成犬(避妊去勢した)の場合で、1日に必要なカロリーの野菜からの割合を1%と指定します。

この場合に与えてよい量は、約29gと計算されます。そして、下の表から平均的なきゅうり1本の重さは100gなので、きゅうり約1/3本の大きさを与えればよいとわかります。

同じ条件でキャベツでしたら、約20gと計算されます。キャベツ1枚の葉の重量は50gなので、だいたい1/2枚与えればよいとわかります。

さつまいもの場合は、水分が多くはないので、野菜からの割合を2%としますと、約6gと計算されますので、小さじ1杯くらいの量です。

はじめての野菜を与える場合は、このような少量から始めてアレルギーなどの確認を行ってください。

野菜の重さと特徴

野菜の名称平均的な重量特徴
さつまいも1本250gさつまいもはビタミンA、C、食物繊維が豊富。抗酸化物質も含み、免疫力向上や健康維持に役立ちます。
焼きいも1本250g焼いもはビタミンA、Cが豊富で、食物繊維も多く含む。加熱により甘みが増し、満腹感を与える健康的なスナックです。
じゃがいも1個150gじゃがいもにはビタミンC、B群、カリウムが豊富で、食物繊維も含まれます。低脂肪でエネルギー源となる炭水化物が多い。
かぶ1個80gかぶはビタミンC、カリウム、βカロテンが豊富で、抗酸化作用がある。食物繊維も多く、消化を助け、低カロリーで健康的な食材です。
キャベツ1枚の葉50gキャベツはビタミンC、K、食物繊維が豊富で、抗酸化物質も含まれ、免疫力向上や消化促進に効果的。低カロリーで健康的です。
ミニトマト13gミニトマトはリコピン、ビタミンC、Eが豊富で、抗酸化作用に優れ、心臓病やがん予防に役立つ。水分も多く、低カロリーで健康的です。
トマト1個150〜200gトマトはリコピン、ビタミンC、Eが豊富で、抗酸化作用が高く、心臓病やがんのリスクを減らす効果が期待できる低カロリー食品です。
きゅうり1本100gきゅうりは水分が豊富で、ビタミンK、C、カリウムを含み、脱水防止、血圧管理に役立つ。低カロリーでダイエットに適しています。
こまつな1束300g小松菜はビタミンA、C、K、カルシウム、鉄分が豊富で、骨の健康、視力保護、免疫力強化に効果的。食物繊維も多く含む健康野菜です。
はくさい1枚100g白菜はビタミンC、K、カルシウムが豊富で、免疫力向上、骨の健康に良い。また、水分も多く、食物繊維に富んでおり、消化を助けます。
にんじん1cm10gニンジンはβ-カロテン(ビタミンAの前駆体)が豊富で、視力の保護、免疫力向上に役立つ。ビタミンC、K、食物繊維も含む健康野菜です。
ブロッコリー1房25gブロッコリーはビタミンC、Kが豊富で、抗がん作用があるとされる。また、食物繊維、カルシウム、鉄分も含み、全身の健康に良い野菜です。
ほうれんそう1束200gほうれんそうは鉄分、ビタミンA、C、K、葉酸が豊富で、血液の健康、免疫力向上、骨の健康に効果的。抗酸化物質も多く含む。
レタス1枚30gレタスはビタミンA、Kが豊富で、水分も多く、カロリーが低い。睡眠の質向上に役立つラクチュコピクリンも含まれ、健康促進に適しています。
だいこん1㎝25g大根はビタミンC、食物繊維が豊富で、消化を助ける酵素も含む。低カロリーで水分も多く、デトックス効果も期待できる健康野菜です。
えだまめ1粒1g枝豆はたんぱく質、食物繊維が豊富で、ビタミン、ミネラルも含む。健康的なスナックで、心臓病リスク減少にも役立つ野菜です。
オクラ1本10gオクラには食物繊維、ビタミンC、K、葉酸が豊富で、特有のネバネバ成分が消化を助け、免疫力向上にも役立つ健康野菜です。
日本かぼちゃ1個1200gかぼちゃはβ-カロテンが豊富で、ビタミンC、E、食物繊維も含み、抗酸化作用が高く、免疫力向上、目の健康に良い食材です。
ごぼう1本150gごぼうは食物繊維が豊富で、カリウム、鉄分、ビタミンCも含む。血糖値の安定や消化促進に効果的で、デトックス効果も期待できます。
なす1個80gなすはビタミンC、食物繊維が豊富で、ナスニンという抗酸化物質を含み、心臓病やがん予防に役立つ低カロリー食品です。
青ピーマン1個35g青ピーマンはビタミンC、Aが豊富で、抗酸化作用に優れ、免疫力向上に役立つ。食物繊維も含み、消化促進、健康維持に適しています。

記事投稿者

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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