犬の食べ物

【緊急事態発生!】愛犬がアーモンドを食べてしまった!大丈夫?

      
アーモンドを目の前にして食べようとしているパグ 犬の食べ物
       

愛犬がアーモンドを食べてしまった!

こんな時、飼い主としてパニックになってしまいますよね。

「大丈夫だろうか?」 「病院に行った方がいいのかな?」

冷静さを保ちつつ、愛犬の状況を判断することが大切です。

このブログ記事では、犬がアーモンドを食べた場合の危険性、対処法、そして予防策について詳しく解説します。

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愛犬がアーモンドを食べた時の6つのリスク

アーモンド自体に毒性があるわけではありません。しかし、アーモンドを食べた時に6つのリスクがありますので与えるのは推奨されません。その6つを解説します。

1. 食物繊維が豊富なため消化器系に負担がかかる

食物繊維は、腸内環境を整えたり、排便をスムーズにするため必要な成分です。しかしながら食物繊維が多すぎると、犬の消化器系に負担がかかります。その結果、下痢や便秘、ガス生成の増加が起こります。

また、食物繊維が多すぎると、他の重要な栄養素(ビタミン、ミネラルなど)の吸収を阻害します。さらに、食物繊維を多く摂取すると、それに伴って水分も多く必要です。 水分摂取が不足すると、便秘や脱水症状が生じます。いずれにせよ犬にアーモンドを食べさせないほうがいいです。

2. 消化不良を起こしやすい

アーモンドは、消化しにくい食品です。言いかえれば、犬にとって消化不良を起こしやすい食品です。なぜならば、犬は細かくなるまでかみ砕いては食べないからです。その結果、下痢を起こす要因となります。

特に子犬は、口にできそうなものは食べてしまう習性があります。アーモンドなどは小さいので食べてしまう危険性がありますので、注意しましょう。

3. 高カロリー食品なので肥満の危険性がある

アーモンドは高カロリーな食品で炭水化物や脂質が多い食品です。実際のところ、アーモンド100gあたりのカロリーは約575〜650kcal程にもなります。尚、この数値は品種や加工方法によって多少のばらつきがあります。そのため、過度に摂取すると肥満のリスクが生じます。

白米は、100gあたり342kcalですから、アーモンドはかなりの高カロリー食品です。

4. 加工アーモンドの危険性

加工されたアーモンドは塩分や他の調味料が含まれているものもあります。特に心臓病や腎臓病のある愛犬には、悪影響を及ぼしますので食べさせないようにしましょう。

5. のどに詰まらせる

小さなアーモンドは誤って気管に入ったり、詰まらせることが考えられます。小型犬は、たいへん危険な状態になる場合もありますので食べさせないようにしましょう。

6. アレルギーを発症する危険性もある

フレンちゃん
フレンちゃん

犬がアーモンドを食べるとアレルギーを発症するの?

ビーちゃん
ビーちゃん

「すべての犬がアーモンドアレルギーを発症するわけではありませんが、アーモンドアレルギーは珍しいことではなく、胃のむかつき、嘔吐、下痢、かゆみ、腫れ、呼吸困難などの潜在的なアレルギー反応を含むさまざまな症状を引き起こす可能性があります。」引用:ハルヌル・ラシッド博士(獣医学博士)※1
※1:「Are Dogs Allergic to Almonds? Unveiling the Truth Behind Pet Reactions

犬のアーモンドアレルギーは、症状の重症度や種類は犬によって異なります。ハルヌル・ラシッド博士(獣医学博士)によりますと、注意すべき一般的な兆候には次のようなものがあると述べています。

・過度のかゆみと掻き傷
・皮膚の発疹またはじんましん
・顔、特に口や目の周りの腫れ
・呼吸困難または喘鳴(ぜいめい)
・胃のむかつき、嘔吐、下痢
・無気力または衰弱

ハルヌル・ラシッド博士 (ハルン)

犬がアーモンドを食べてこれらの症状を示した場合は、直ちに獣医師の診察を受けることが重要です。これらの兆候は、緊急の医師の診察が必要な重度のアレルギー反応を示している可能性があります。

愛犬がアーモンドを食べてしまった場合の対処法

トイプードルがアーモンドを食べようと狙っている

愛犬にアーモンドは食べさせないのが基本と述べました。しかし、愛犬が誤ってアーモンドを食べてしまうこともあるでしょう。その時にどうすればいいのかについて解説します。

1. 食べた量を把握してください

愛犬がどのくらいのアーモンドの量を食べたか記録しましょう。またいつ食べたかも記録しておきましょう。その理由としては、これらを獣医師に報告することで診察に役立つからです。

2. 中毒性物質が入っていないため様子をみる

愛犬がアーモンドを食べてしまったらすぐに動物病院へ連れていかなければならないわけではありません。アーモンドには中毒性物質が含まれていないからです。少し様子を見てください。

3. アレルギー症状が出たら動物病院へ

先ほど掲載したように、アーモンドアレルギーの症状として、次の症状があらわれます。

目の充血や目の回りの腫れ、皮膚症状などです。これらと同じような、またはなんらかしらの症状がでたら動物病院へつれていき処置をしてもらいましょう。

愛犬がアーモンドを食べてしまった!慌てた友人の体験談

3年前ほどのことですが、愛犬のトイプードルのモモがテーブルの上に置いてあったアーモンドを食べてしまうという事件が発生しました。モモは普段からいたずら好きなので、まさかと思って目を離していたほんの一瞬の出来事でした。

私が気づいた時には、モモはすでにアーモンドを2粒ほど口にしていたようです。慌ててモモの口の中を確認しましたが、アーモンドはすでに飲み込まれてしまっていました。

すぐにネットで犬とアーモンドについて調べたところ、少量であれば問題ない場合が多いとのことでした。しかし、モモは小型犬なので念のため動物病院に電話で相談することにしました。

動物病院の先生によると、犬がアーモンドを少量食べたとしても、嘔吐や下痢などの消化器症状を起こす可能性があるとのことでした。また、アーモンドの殻が喉に刺さったり、腸閉塞を起こしたりする危険性も指摘されました。

先生からは、モモの様子をよく観察し、何か異変があればすぐに病院を受診するように指示を受けました。

心配なのでしばらくモモの様子を注意深く観察しましたが、特に異常は見られませんでした。念のため、いつもより少なめのご飯を与え、水をたくさん飲ませました。

幸い、モモはその後特に体調を崩すことなく元気に過ごしています。今回の件で、テーブルの上のものには十分注意し、食べ物には絶対に触れないように管理する必要があることを改めて実感しました。

愛犬がアーモンドを食べないための予防策

  • アーモンドなどのナッツ類は、犬にとって消化しにくい食べ物です。愛犬の手の届かないところに保管しましょう。
  • 愛犬がアーモンドを食べないようにするようにトレーニングします。成功した場合にはおやつを与え、ポジティブな行動を促進します。
  • 愛犬がアーモンドを食べないようにするために、残りや食べられなかったものは、すぐに適切に片付けるか廃棄をします。愛犬にとって誘惑となる余分な食べ物をテーブルなどに残しておかないようにしましょう。

愛犬の健康を守るために、飼い主としてしっかりと責任を持って行動することが大切です。

このブログ記事が、愛犬がアーモンドを食べてしまったときの参考になれば幸いです。

最後に「犬がアーモンドを食べても大丈夫?」について解説しているサイト(英語記事)を掲げます。

misato

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