ドッグフード

鹿肉入りドッグフードはどんな効果があるの?メリットはなに?

      
鹿肉 ドッグフード
       

鹿肉を主原料とするドッグフードは、近年ペットオーナーの間で注目を集めています。鹿肉をベニソンとも言いますが、このタイプのフードがなぜ人気なのか、その理由は主にその栄養価の高さと、アレルギー反応を起こしにくいという特性にあります。

この記事では、鹿肉ベースのドッグフードが犬の健康にもたらす可能性のあるメリットについて詳しく探ります。高タンパク質で低アレルゲンの鹿肉が、犬の食事にどのように役立つのか、そしてどのような犬に特に適しているのかについて、専門家の意見や科学的研究を基に解説します。

鹿肉入りドッグフードの効果やメリット

鹿肉入りドッグフード

ドッグフードには、鹿肉が含まれているものがあります。これは、鹿肉を使用することによる犬への効果があるためです。では、実際に牛肉や豚肉と比較して、成分にどのような違いがあるのか見てみましょう。

鹿肉入りドッグフード最大のメリットは高タンパク・低カロリー・低脂肪

下表のように鹿肉は、他の肉類と比べますと、高タンパク・低カロリー・低脂肪です。この点は、肥満予防、つまりダイエットに期待できる効果があると考えられます。

さらに、鉄分などが多く含まれているのがわかります。

またミネラルも他の肉類と同じくらい含まれています。さらにオメガ3脂肪酸やビタミンB群も豊富に含まれています。ですから、犬の免疫力や皮膚・毛艶の健康にも良いという効果が期待できます。

鶏肉よりヘルシーでビタミンB類、さらに鉄分が多いことがわかります。また、高タンパク質でありながら脂肪分が少ないため、筋肉の維持と発達を助け、過体重のリスクを抑えるのに役立ちます。この点が大きなメリットです。

下表の比較は、生のモモ赤肉・100g中の栄養成分です

出典日本食品標準成分表2020年版(八訂)

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

抗生物質やホルモンの残留が少ない

次のメリットとして、鹿は主に野生または半野生の環境で育つため、抗生物質やホルモンの残留が少ないとされています。

鹿肉のメリットはアレルギーになる可能性が低い

さらに鹿肉はアレルギーの原因となる可能性が低いという効果があります。それは、一般的な家畜肉に比べて、犬が食べ慣れていないため、抗原として認識されにくいという説があります。ただし、個体差があるので、必ずしもアレルギーにならないとは限りません。

また、原料となる鹿は天然ものを使用します。そのため、抗生物質やホルモン剤などの注射や添加物を配合した飼料を与えていません。したがって、鹿肉はアレルギーを発症しにくいという説もあります。

これらの点を考慮すると、ドッグフードで鶏や牛にアレルギーを持つ犬にとって、鹿肉は良い代替となるタンパク質源として推奨に値します。

鹿肉入りドッグフードのメリットのまとめ

鹿肉ドッグフードのメリットとは?

鹿肉ドッグフードは、犬の健康に多くのメリットをもたらすことがあります。まず第一に、鹿肉は他の肉と比べて低脂肪であり、犬の体重管理に役立ちます。また、鹿肉はアレルギーを持つ犬にも適しています。さらに、鹿肉には豊富なタンパク質やビタミンが含まれており、犬の筋肉の発達や免疫システムの強化に役立ちます。

鹿肉ドッグフードはまた、犬の皮膚と被毛の健康にも良い影響を与えます。そのわけは、鹿肉にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、皮膚の健康を促進し、被毛のつややかさを保ちます。

さらに、鹿は主に野生または半野生の環境で育つため、その肉は抗生物質やホルモンの残留が少ないとされています。

総合的に言えば、鹿肉ドッグフードは犬の健康と幸福に貢献することができる優れた選択肢です。ただし、商品はたくさんあり、犬の個々のニーズやアレルギーに合わせて適切な鹿肉ドッグフードを選ぶことが重要です。

鹿肉入りドッグフードのデメリット

当然、鹿肉ドッグフードにもデメリットがあります。この点について見てみましょう。

鹿肉入りドッグフードは価格が高い

まず、価格が高いというデメリットです。天然の鹿肉は希少な食材であること。たくさん飼育されているわけではないので当然です。そして、加工や流通にもコストがかかるため、他の肉に比べて高価になります。鹿肉を主原料にしたドッグフードは1kgあたり3,000円を超える商品が多いです。

入手しずらい

入手場所も限られています。スーパーやペットショップではあまり見かけません。そのためインターネット通販での購入になります。そのため購入する場合は送料がかかるのが一般的です。これもデメリットのひとつです。

アレルギー反応

鹿肉はアレルギーになる確率が少ないというのがメリットですが、どんなタンパク質源でも、特定の犬において過敏症を引き起こす可能性があります。鹿肉が犬の食事に新しく導入された場合、アレルギー反応を示すかもしれません。一応デメリットとして掲示します。

その他のデメリット

野生の鹿から得られる肉は、環境汚染物質にさらされているリスクもあります。また、市販のドッグフードでは厳格に管理されていることが多いですが、生または不適切に処理された鹿肉には、寄生虫や細菌が含まれるリスクもあります。

鹿肉入りドッグフードを与える際の注意点

犬に鹿肉ドッグフードを与える場合は、以下の点に気を付けましょう。

  • 鹿肉だけではなく野菜や穀物などと一緒に与える。何よりも鹿肉だけでは、栄養バランスに偏りがあるからです。量や頻度も適切に調整してください。
  • 何かしらのアレルギーや疾患を持っているなら鹿肉を与える前に獣医師に相談する。
  • 鹿肉を与えた後は犬の様子を観察し、異常があればすぐに獣医師に連絡する

鹿肉は犬にとって良いタンパク質源の一つです。ただし総合栄養食としての鹿肉ドッグフードでなければ、与え方や量に注意しなければなりません。犬の健康と安全を考えて、適切に利用しましょう。

鹿肉入りドッグフードの選び方

鹿肉入りドッグフード

愛犬の健康のため、鹿肉入りのドッグフードを与えたい。そう思っている飼い主さんは多いでしょう。では実際に、鹿肉入りのドッグフードはどのように選ぶべきなのでしょうか?

ここでは、鹿肉入りドッグフードの選び方について、以下の4つのポイントを紹介します。

1.鹿肉の含有量をチェックする

鹿肉入りと言っても、実際にどれだけ含まれているかは商品によって異なります。含有量が高いほど、栄養価や風味が高まりますが、価格も高くなります。

逆に、鹿肉の含有量が低いと、安価で手に入れやすいです。しかし、鹿肉の効果や味を十分に感じられないかもしれません。鹿肉の含有量は、商品のパッケージや成分表で確認できます。鹿肉が原材料の一番最初に記載されているのは、原材料の中で含有量が一番多いことを意味しています。

2.鹿肉以外の原材料を見る

鹿肉入りドッグフードは、鹿肉以外にも様々な原材料が配合されています。その中には、愛犬にとって良いものもあれば、悪いものもあります。

2-1、ヒューマングレードのものを選ぶ

良い原材料としては、野菜や果物、穀物などの厳選された自然素材。そして動物性素材の中でも高品質なものが挙げられます。こういった人が食べられるレベルのものをヒューマングレードといいます。

これらは、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を提供します。そのため、消化吸収や免疫力を高めます。

悪い原材料としては、人工着色料や香料、保存料などの化学物質が配合されています。また副産物や廃棄物などの低品質な動物性素材が挙げられます。これらは、アレルギーや消化不良などの健康トラブルを引き起こす可能性があります。

3.愛犬の年齢や体調に合わせる

鹿肉入りドッグフードは、愛犬の年齢や体調に合わせて選ぶ必要があります。例えば、子犬やシニア犬。彼らは、成犬よりもエネルギーやタンパク質などの栄養素を多く必要とします。そのため、子犬用やシニア用のドッグフードを選ぶと良いでしょう。

また、アレルギー体質や肥満傾向などの特別な体調を持つ愛犬もいます。通常のドッグフードでは不適切な場合があります。そのため、無添加や低カロリーなどの特殊なドッグフードを選ぶと良いでしょう。

4.愛犬の好みを考慮する

最後に、愛犬の好みを考慮することも大切です。ドッグフードには、ドライタイプやウェットタイプ、ソフトタイプなどがあります。鹿肉以外のフレーバーにより味が異なります。したがって愛犬が好む形状や味を選ぶことで、食いつきや満足感を高めることができます。

また、愛犬が飽きないように、時々別の商品に変えることもおすすめです。

以上が、鹿肉ドッグフードの選び方についてのポイントです。実際のところ鹿肉は愛犬にとって多くのメリットをもたらす素晴らしい商品です。当然ながら商品により製法や原材料が異なりますので、適切に選ぶことが重要です。愛犬の健康を考えて、最適で効果のある鹿肉入りドッグフードを見つけてください

タンパク質が犬の健康に果たす役割

最後に「タンパク質とは?」について解説します。

タンパク質は犬の体の構成要素であり、筋肉や骨、皮膚、毛、爪、血液などに含まれています。タンパク質はまた、ホルモンや酵素、抗体などの重要な生体物質の原料となります。摂取されたタンパク質は体内でアミノ酸という小さな単位に分解されます。

犬に必要なアミノ酸12種類

犬は必須アミノ酸と呼ばれる20種類のアミノ酸のうち、10種類を自分で合成できません。そのため、食事から十分な量と質のタンパク質を摂取することが必要です。

1.アルギニン6.ヒスチジン11.チロシン
2.イソロイシン7.フェニルアラニン12.トレオニン
3.スレオニン8.メチオニン
4.トリプトファン9.リジン
5.バリン10.ロイシン
犬に必要なアミノ酸12種類

子犬と成犬ではタンパク質の必要量が違う

一般的に、子犬や妊娠・授乳期の母犬は成犬よりも多くのタンパク質を必要とします。また、高齢犬や肥満傾向のある犬は少なめのタンパク質で十分です。さらに、アレルギーや腎臓病などの特定の疾患を持つ犬は、低アレルゲン性や低リン・低ナトリウムなどの特別なタンパク質を与える必要があります。

タンパク質は犬の健康に欠かせない栄養素です。しかし、適切でないタンパク質の摂取は逆効果になることもあります。愛犬に最適なタンパク質を与えることで、健康的で幸せな生活をサポートしましょう。

まとめ

鹿肉ドッグフードは、高タンパク質でありながら脂肪分が少ないため、筋肉の維持と発達を助け、過体重のリスクを抑えるのに役立ちます。また、他の肉よりもオメガ3脂肪酸が多く含まれています。これは犬の皮膚と被毛の健康をサポートするのに役立つメリットがあります。

鹿肉ドッグフードのデメリットとして、どんなタンパク質源でも、特定の犬においてアレルギーを引き起こす可能性があります。次に、入手しずらく高価であるという点があります。ドッグフードは毎日与えるものですので、日常的な給餌コストが増加することを念頭におきましょう。

また、野生の鹿から得られる肉は、環境汚染物質にさらされるリスクもあります。さらに、生または不適切に処理された鹿肉には、寄生虫や細菌が含まれるリスクもあります。

愛犬の健康のため、鹿肉ドッグフードのメリットとデメリットを十分比較検討してから与えましょう。

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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