ドッグフード

鹿肉ドッグフードのメリット。デメリットは何?

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鹿肉 ドッグフード
       

鹿肉を主原料とするドッグフードは、近年ペットオーナーの間で注目を集めています。

どうして人気を集めているのでしょうか?

鹿肉をベニソンとも言い、主にその栄養価の高さと、アレルギー反応を起こしにくいという特性に注目しているからです。

そこで、この記事では、鹿肉ベースのドッグフードが犬の健康にもたらすとされるメリットについて詳しく探ってみましょう。

高タンパク質で低アレルゲンの鹿肉が、犬の食事にどのように役立つのか、そしてどのような犬に特に適しているのかについて、専門家の意見や科学的研究を基に解説します。

「犬に鹿肉と馬肉はどちらがいいの?」については、こちらの記事をごらんください。

鹿肉ドッグフードのメリット:愛犬が喜ぶ、5つの理由

鹿肉ドッグフードのメリット:愛犬が喜ぶ、5つの理由

ドッグフードには、鹿肉が含まれているものがあります。これは、鹿肉を使用することによる犬への効果があるためです。では、実際に牛肉や豚肉と比較して、成分にどのような違いがあるのか見てみましょう!

1. 鹿肉ドッグフード、スゴイ栄養満点なの知ってました?

最近、鹿肉ドッグフードってよく聞きますが、普通のドッグフードと何が違うのでしょうか?

実は、鹿肉って犬にとってとっても良い栄養素がたっぷり詰まっています。

まず、一番のポイントは、高タンパク質・低カロリー・低脂肪という点です!

他の肉類と比べて、脂肪分が少なく、タンパク質が豊富だから、ダイエット中のワンちゃんにもオススメです。

しかも、鉄分やミネラルもたっぷり!

愛犬の健康維持に必要な栄養素が、ぎゅっと詰まってます。

さらに、オメガ3脂肪酸やビタミンB群も豊富だから、

  • 免疫力アップ
  • 皮膚や毛艶がツヤツヤ
  • 元気に過ごせる

って効果も期待できるというわけです。

鶏肉と比べても、

  • ビタミンB群や鉄分が豊富
  • 低カロリーで低脂肪
  • タンパク質はさらに多い

だから、筋肉の維持や発達にも効果的なんですね。

まさに、鹿肉入りのドッグフードは、愛犬の健康を守るためのスーパーフードと言えるでしょう!

もちろん、犬によって体質や好みは違うから、全ての犬に鹿肉ドッグフードが合うとは限りません。

愛犬に鹿肉ドッグフードを与えたい場合は、獣医師に相談するのがオススメです。

下表の比較は、生のモモ赤肉・100g中の栄養成分です

出典日本食品標準成分表2020年版(八訂)

鹿肉、馬肉、牛肉、豚肉、鶏肉のカロリーの比較グラフ

鹿肉、馬肉、牛肉、豚肉、鶏肉のカロリー比較グラフ

脂質の比較グラフ

鹿肉、馬肉、牛肉、豚肉、鶏肉の脂質比較グラフ

カロリーや脂質を含めた主な栄養成分比較表

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

その他にも、鹿肉には以下のような栄養素が含まれています。

  • アセチルカルニチン: アミノ酸の一種である脳機能向上や、ストレス軽減、疲労回復の効果があるとされています。鹿肉には牛肉の約2倍も含まれています。
  • DHA: 中性脂肪を減少させる働きがあります。
  • クレアチン: 筋肉のエネルギー代謝を促進する効果があります。

このように、鹿肉は非常に栄養価の高い食材です。

2. 抗生物質やホルモンの残留が少ない

鹿肉ドッグフードのメリットは、まだあります!

実は、鹿は主に野生または半野生の環境で育つから、抗生物質やホルモンの残留が少ないです。

家畜って、飼料で育てられます。安全な飼料なら問題ないけど、成長促進や病気予防のために、抗生物質が使われることがあります。

抗生物質は、使いすぎると人間にも影響があります。

だから、最近では抗生物質の使用を規制したり、代替手段を探したりしてる国もあります。

鹿肉を使用したドッグフードなら、そんな心配がないのが嬉しいですよね!

3. 鹿肉はアレルギーの可能性が低い

鹿肉ドッグフードって、アレルギー持ちのワンちゃんにも良いって聞いたんだけど、本当ですか?

実は、鹿肉はアレルギーの原因となる可能性が低いと言われています。

理由は、主に2つあります。

  1. 犬が鹿肉に慣れていないため、抗原として認識されにくい

普段食べ慣れている鶏肉や牛肉だと、アレルギー反応を起こしやすいワンちゃんもいるのは事実。

鹿肉は犬にとって珍しい食材だから、体が過剰に反応しにくいと考えられています。

  1. 天然の鹿肉を使用している

鹿肉ドッグフードは、天然の鹿肉を使用していることが多いです。

そのため、抗生物質やホルモン剤などの添加物が含まれていません。

これらの添加物が、アレルギーの原因となることがあります。

もちろん、個体差はありますから、必ずしも全てのワンちゃんに鹿肉が大丈夫とは限りません。

4. 消化吸収が良い

鹿肉は繊維質が少ないため、消化吸収に優れています。胃腸が弱い愛犬でも、鹿肉ドッグフードなら負担をかけずに栄養を摂取することができます。

5. ダイエット効果

鹿肉は脂肪が少なく、カロリーも牛肉の約半分と低いため、ダイエット中の愛犬におすすめです。また、豊富なタンパク質が筋肉量を維持し、基礎代謝をアップさせる効果も期待できます。

鹿肉入りドッグフードのデメリット

鹿肉入りドッグフードのデメリット

当然、鹿肉ドッグフードにもデメリットがあります。この点について見てみましょう!

デメリット1:価格が高い

鹿肉ドッグフードって、メリットがたくさんあるんだけど、ちょっと気になるデメリットもあります。

一番のデメリットは、やっぱり価格が高いこと。

鹿肉は天然の食材で、そんなにたくさん獲れるものではありません。

加工や流通にもコストがかかるから、他の肉類と比べて高価になってしまいます。

鹿肉ドッグフードは、1kgあたり3,000円を超える商品が多い。

愛犬に毎日鹿肉ドッグフードを与えるとなると、食費がかなりかかってしまうので出費が増えます。

デメリット2:手に入りにくい

鹿肉ドッグフードは、ペットショップやホームセンターではあまり販売されていません。扱っているショップが少ないので、多くは通販で購入する必要があります。

デメリット3:アレルギー反応

鹿肉はアレルギーの原因となる可能性も低いと言われていますが、個体差はありますから、必ずしも全ての犬に合うとは限りません。下痢などの症状を示す場合があります。愛犬に鹿肉ドッグフードを与えたい場合は、獣医師に相談してから検討するのがオススメです。

デメリット4:その他のデメリット

野生の鹿から得られる肉は、環境汚染物質にさらされている可能性があります。

鹿は野山を駆け回り、様々なものを食べます。

環境汚染された地域で暮らしている鹿の肉には、重金属や農薬などの有害物質が含まれている可能性があります。

市販のドッグフードでは、厳しい品質管理が行われていることが多いけど、生または不適切に処理された鹿肉には、寄生虫や細菌が含まれるリスクもあります。

ただし、ドライドッグフードの場合はで高温加熱されている場合は、寄生虫や細菌の心配は不要です。

愛犬に鹿肉を与える場合は、必ず安全性の高いものを選ぶようにしましょう。

鹿肉入りドッグフードを与える際の注意点

鹿肉入りドッグフードを与える際の注意点

犬に鹿肉ドッグフードを与える場合は、以下の点に気を付けましょう。

  • 鹿肉だけではなく野菜や穀物などと一緒に与える。何よりも鹿肉だけでは、栄養バランスに偏りがあります。量や頻度も適切に調整してください。
  • 何かしらのアレルギーや疾患を持っているなら鹿肉を与える前に獣医師に相談しましょう。
  • 鹿肉を与えた後は犬の様子を観察し、異常があればすぐに獣医師に連絡しましょう。

鹿肉は犬にとって良いタンパク質源の一つです。ただし総合栄養食としての鹿肉ドッグフードでなければ、与え方や量に注意しましょう。

愛犬のための鹿肉入りドッグフードの選び方

愛犬のための鹿肉入りドッグフードの選び方

鹿肉ドッグフードって、愛犬の健康に良いって噂だけど、どんなフードを選べばいいのでしょうか?

そこでここでは、鹿肉ドッグフードを選ぶ4つのポイントを紹介します!

1. 鹿肉ドッグフード、どれくらい鹿肉入ってるの?

どれくらい鹿肉が入ってるのか、商品によって全然違うんだってご存知ですか?

鹿肉の含有量が多いほど、栄養価は高く、風味はよくなるんだけど、その分お値段も高くなります。

逆に、鹿肉の含有量が低いと、安価で手に入りやすいですが、鹿肉本来の効果や味を十分に感じられないかもしれません。

じゃあ、どれくらいの含有量を選べばいいのでしょうか?

それは、愛犬の健康状態や体質、予算などを考えて決めるのがオススメ。

鹿肉の含有量は、商品のパッケージや成分表で確認できます。

原材料の一番最初に「鹿肉」と書かれている商品は、そのドッグフードの中の食材で含有量が一番多いということになります。

こういう商品を選ぶのがベストなんですが、お値段は高くなるのが難点です。

まずは、愛犬に鹿肉ドッグフードを与えてみて、様子を見ながら含有量を決めていくのも良い方法です。

2. ドッグフードの原材料、良いものと悪いものって?

鹿肉入りドッグフードは、鹿肉以外にも様々な原材料が配合されています。その中には、愛犬にとって良いものもあれば、悪いものもあります。

2-1、ヒューマングレードのものを選ぶ

良い原材料としては、野菜や果物、穀物などの厳選された自然素材、そして動物性素材の中でも高品質なものが挙げられます。

人間が食べても大丈夫なレベルのものを、ヒューマングレードと言います。

これらの原材料は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいるので、消化吸収や免疫力を高めてくれる効果があります。

逆に、悪い原材料としては、人工着色料や香料、保存料などの化学物質が配合されているものや、副産物や廃棄物などの低品質な動物性素材が挙げられます。

これらの原材料は、アレルギーや消化不良などの健康トラブルを引き起こす可能性があります。

愛犬の健康を守るために、原材料をチェックすることはとても重要です。

具体的には、以下の点に注意するのがオススメです!

  • ヒューマングレードの原材料が使われている商品を選ぶ
  • 人工的な添加物が少ない商品を選ぶ
  • 愛犬の体質に合った原材料のものを選ぶ

原材料は、商品のパッケージや成分表で確認できます。

ちょっと難しいかもと思うかもしれないけど、愛犬の健康のために、ぜひチェックしてみてね!

3. 愛犬にぴったりの鹿肉ドッグフード、どうやって選ぶ?

鹿肉ドッグフードって、愛犬の健康に良いって聞くよね。

でも、子犬やシニア犬、アレルギー体質の犬など、犬によって必要な栄養素や体調って違うんです。

だから、愛犬にぴったりの鹿肉ドッグフードを選ぶことが大切です!

例えば、子犬の場合は、成犬よりもエネルギーやタンパク質などの栄養素を多く必要とします。

そんな子には、子犬用の鹿肉ドッグフードがオススメ。

老犬・シニア犬には、シニア用鹿肉ドッグフードがおすすめです。

他にも、アレルギー体質や肥満傾向などの特別な体調を持つ愛犬には、無添加や低カロリーなどの特殊な鹿肉ドッグフードを選ぶと良いです。

4. 愛犬にぴったりの鹿肉ドッグフード、見つけよう!

愛犬に鹿肉ドッグフードを与えたいけど、どれを選べばいいかわからない…そんなあなたへ、最後のポイントを紹介します!

それは、愛犬の好みを尊重すること!

ドッグフードには、ドライタイプ、ウェットタイプ、ソフトタイプなど、様々な形状のものがあります。

愛犬が食べやすい形状を選ぶのはもちろん、鹿肉以外のフレーバーも試してみるのも良いでしょう。

鹿肉以外にも、チキンやビーフなど、様々な味のドッグフードがあります。

愛犬が喜んで食べてくれるフードを選ぶことで、食いつきや満足度も高くなります。

また、愛犬が飽きないように、時々別の商品に変えてみるのもオススメです。

色々な鹿肉ドッグフードを試してみて、愛犬にとってベストなフードを見つけてあげてくださいね!

鹿肉ドッグフードは、愛犬に多くのメリットをもたらしてくれる素晴らしいフードです。

愛犬の健康を考えて、最適で効果のある鹿肉ドッグフードを選んであげてください。

高価格・高品質な鹿肉ドッグフード

商品名内容量価格特徴
ZiwiPeak(ジウィピーク)エアドライ・ドッグフード ベニソン2.5kg39,270円ニュージーランド産の自然放牧のベニソンを使用
ペットスタンス鹿肉麹熟成300g1,540円ペットスタンスで使用している鹿肉は、野山を駆け巡っている「野生のシカ」です。この鹿肉などを低温低圧製法で調理しています
ユリカゴドッグフード1kg4,268夜用ドッグフード
鹿のお肉できょうもごちそう800g3,731円自然を駆け巡り贅肉がない鹿肉が主原料、ノンオイルコーティング
ZEN プレミアムドッグ ベニソン700g3,273円日本国内で捕れた新鮮な野生の鹿肉を贅沢に使用。ノンオイルコーティング

まとめ

鹿肉のメリットとしては、まず高タンパク質・低脂肪な点が挙げられます。

筋肉の維持と発達を助け、ダイエットにも効果的。

さらに、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているのもポイント。

これは、皮膚や被毛の健康をサポートしてくれます。

愛犬がいつまでも、ツヤツヤで元気な姿でいてほしいって願う飼い主さんには、ピッタリなフードですね!

もちろん、デメリットもいくつかあります。

どんなタンパク質源でも、アレルギーのリスクはゼロではありません。

鹿肉も例外ではなく、愛犬によってはアレルギー反応が出てしまう可能性があります。

また、入手しにくいという点もデメリットの一つ。

一般のペットショップではあまり見かけないことが多いし、価格も高めです。

毎日与えるものだから、食費の負担が大きくなってしまいます。

さらに、野生の鹿から得られる肉は環境汚染物質に汚染されている可能性もあります。

高温加熱処理されたドライドッグフードの場合はその心配は不要かと思いますが、生や不適切に処理された鹿肉には、寄生虫や細菌が含まれているリスクもあります。

愛犬に鹿肉ドッグフードを与える前に、獣医師に相談することをオススメします。

メリットとデメリットを理解した上で、愛犬にとって最適なフードを選んであげましょう!

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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