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低脂肪10%以下でグレインフリーの国内と海外製品のドッグフード・ランキング

      
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低脂肪ドッグフードは、次のような特定の健康状態に苦しんでいるペットにとって有益なのはご存知でしょうか。

  • 膵炎
  • 肥満
  • 炎症性腸疾患 (IBD)

特に膵炎や肥満で悩んでいる愛犬の健康を考え、低脂肪のドッグフードを探している皆さんのために、この特集では、日本国内と海外で人気の脂肪10%以下の低脂肪ドッグフードをご紹介します。

ドッグフードの低脂肪とは何%以下が基準?

ドッグフードの低脂肪は何パーセント以下という厳密な定義はありませんが、一般的には脂肪含有率が10%以下の製品が「低脂肪」と見なされることが多いです。

しかし、これはひとつの指針であり、犬の種類や健康状態、活動レベルによって適切な脂肪含有率は異なります。

低脂肪10%以下の国内ドッグフード

日本国内の低脂肪から厳選したおすすめのドッグフードをご紹介します。療法食やダイエットフードも含めていますので、犬種や年齢、健康状態に合わせた最適な選択肢を見つけましょう。愛犬の健康をサポートするために、最適なフード選びの参考にしてください。

※国内のほとんどの低脂肪ドッグフードは、タンパク質が少ないか炭水化物が多い傾向があります。ですからほとんどが低脂肪であり低タンパクでもあります。海外製品と比べるとその違いがよくわかります。

※低脂質1位のナチュラルハーベスト レジームスモールは、ダイエット用の食事療法食です。

脂質順位商品名脂質タンパク質
1ナチュラルハーベスト レジームスモール5.0%以上25%以上
2ロイヤルカナン 消化器サポート(低脂肪)5.0%以上20%以上
3ベッツワンベテリナリー 犬用 消化器ケア7.0%以上22%以上
4Dr.ケアワン7.5%以上22.5%以上
5このこのごはん 8.0%以上20.9%以上
6ポンポンデリ9.2%以上21.3%以上
7UMAKA9.5%以上21.4%以上
8安心犬活10%以上28%以上
9モグワン10%以上27%以上
10ナチュロル10%以上23~27.00%以上
低脂肪10%前後の国内ドッグフード

低脂肪でグレインフリーの国内ドッグフード

日本で入手可能な低脂肪でグレインフリー(穀物不使用)の主な商品の脂肪含有量は次のとおりです。

  1. ポンポンデリ (PomPomDeli)
    • 脂質:9.2%以上。
  2. 安心犬活(あんしんいぬかつ)
    • 脂質(脂肪):10% 。
  3. ヤムヤムヤム (ヤムヤムヤム)
    • 脂質(脂肪):10.7% 。
  4. このこのごはん
    • 脂質(脂肪):8.2% 。
  5. ナチュロル(ナチュロル)
    • 脂質(脂肪):10% 。
  6. ブッチ(ブッチ)
    • 脂質(Fat):10.5%(半生タイプ)

脂肪10%以下の海外ドッグフード

世界各国で愛されている低脂肪ドッグフードをピックアップ。国際的な基準に合わせた品質の高いフードをご紹介します。海外製品は、低脂肪でも高タンパクなドッグフードが多いです。

一部に脂質11%以上のドッグフードも含めています。愛犬の健康をサポートするために、最適なフード選びの参考にしてください。健康的な食事で、愛犬の毎日をより豊かにしましょう!

順位商品名脂質タンパク質
1ロイヤルカナン ベテリナリーダイエット 胃腸用 低脂肪ドッグフード
公式サイト
5%以上20%以上
2アンナマート リーン減脂肪フォーミュラ 公式サイト8%以上30%以上
3ナチュラルバランスファットドッグ 公式サイト8%以上29%以上
4Nulo フリースタイル アダルト トリム ドライ ドッグフード 公式サイト8%以上30%以上
5イーグルパック 減脂肪ドッグフード 公式サイト7%以上24%以上
6Merrick グレインフリーの健康的な体重レシピ 公式サイト10%以上30%以上
7ピュリナ プロ プラン 体重管理 公式サイト10%以上31%以上
8ブルー ウィルダネス ヘルシー ウェイト チキン 公式サイト11%以上33%以上
9ティム博士の代謝物体重管理フォーミュラ 公式サイト11%以上30%以上
10ウェルネスコア 減脂肪ドッグフード 公式サイト 11%以上36%以上
低脂肪10%前後の海外ドッグフード

低脂肪でグレインフリーの海外ドッグフード

アンナマート リーン減脂肪フォーミュラ

脂肪分:7%以上9%以下、粗タンパク質30%以上、

主な原材料:チキンミール、エンドウ豆、レンズ豆、ジャガイモ、タピオカ

Nulo フリースタイル アダルト トリム ドライ ドッグフード

脂肪分:7%以上9%以下、粗タンパク質30%以上

主な原材料:骨を除いたタラ、七面鳥ミール、サーモンミール、レンズ豆、黄色エンドウ豆

Merrick グレインフリーの健康的な体重レシピ

脂肪分:10%以上、粗タンパク質30%以上

主な原材料:骨付き牛肉、チキンミール、サツマイモ、ジャガイモ、七面鳥ミール

ウェルネスコア 減脂肪ドッグフード

脂肪分:10%以上12%以下、粗タンパク質33.00%以上

主な原材料:骨を除いた七面鳥、七面鳥ミール、チキンミール、レンズ豆、エンドウ豆

AAFCO による脂肪とタンパク質についての基準

AAFCO(米国飼料検査官協会) の基準には、低脂肪について規定されたものはありません。しかし、犬のライフステージに応じて異なるドッグフードのタンパク質や脂肪などの栄養に対する基準は定めています。これらの基準によれば、タンパク質と脂肪については次のようになります。

  1. 成犬の場合
    • ドッグフードには、少なくとも 18% のタンパク質と 5.5% の脂肪が含まれている必要があります。
  2. 子犬や授乳中の雌犬(子犬、妊娠中、授乳中の犬を含む)の場合:
    • 必要な栄養素プロファイルは、少なくとも 22.5% のタンパク質と 8.5% の脂肪が必要です。

これらは最低要件であり、実際の内容は犬のさまざまな品種、サイズ、健康状態の特定のニーズに応じて異なる場合があることに注意することが重要です。

ドッグフードのパッケージにある「完全かつバランスの取れた」という用語は、その製品が AAFCO が設定した成分ガイドラインを満たしているか、それを超えていることを示しています。

脂肪とは

脂質(脂肪)は三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)のひとつであり、愛犬の健康に欠かせない栄養素です。そのためドッグフードには必ず脂肪が入っています。それでは、なぜ脂肪が大事なのでしょうか?こちらについて解説します。

もうひとつの脂肪の役割

脂質はエネルギーの豊富な源として機能し、犬たちの日常の活動や遊びを行うための燃料となることは先ほど説明しました。それ以外に脂質は脂溶性ビタミン(A、D、E、Kなど)の吸収を助ける働きもあります。これらのビタミンは骨や免疫機能、運動などに影響を与えます。そのためドッグフードに脂質を含めています。

脂肪は皮膚と被毛の健康維持にも役立つ

タンパク質は、毛ヅヤを良くしてくれる働きが大きいです。それと、同じように脂質も皮膚と被毛の健康にも大きな影響を与えます。

適切な脂質の摂取によって、皮膚が健康で潤いを保ち、被毛がつややかで美しい状態を維持できます。バリア機能をサポートし、外部からの刺激や病原体から体を守る役割も担います。

ドッグフードの成分表で脂肪は№2

ドッグフードのラベルには成分表が記載されています。例えば、保証成分(エネルギー100gあたり約384kcal) 粗タンパク質 29%以上、粗脂肪 15%以上、粗繊維 2.5%以下、粗灰分 7%以下・・・というように。ドッグフードの総合栄養食は、1番目にタンパク質、2番目が脂質、3番目繊維となっています。

粗脂肪(そしぼう)〇%以上とは、「脂肪だけでなく、ビタミンなどの成分も少しは含まれていますが全体成分の〇%以上を保証します」という意味です。

ドッグフードに含まれている脂質は、おおよそ8%から15%程度含まれていることが多いです。先ほども取り上げましたが、決まりごとはありませんが、10%以下を低脂肪のドッグフードと位置付けています。

一方で、子犬や妊娠・授乳中の母犬、高度な運動をする犬には、より高い脂質が必要とされる場合があり、そのような特別なニーズに対応したドッグフードでは、脂質の割合が20%以上になることもあります。

犬が膵炎になったら低脂肪ドッグフードなのはなぜ?

犬が膵炎になると低脂肪ドッグフードが推奨される主な理由は、脂肪が膵臓に負担をかけるからです。 特に脂肪の多い食事は膵臓により多くの消化酵素の分泌を要求し、炎症がある場合はこれがさらに膵臓を刺激して症状を悪化させる可能性があります。

低脂肪食は膵臓への負担を軽減し、炎症の回復を助けるため、膵炎の犬には低脂肪ドッグフードが推奨されます。

ドッグフードは低脂肪でもバランスが大事

犬の健康を考えますと、ドッグフードは、低脂肪を主にしたものだけを選択すればいいものではありません。やはりバランスの取れた栄養摂取が重要です。

もちろんドッグフードによる過剰な脂肪摂取は肥満リスクを高め、健康に悪影響を及ぼします。 そのためドッグフードを選ぶ際には、犬の種類や年齢、活動レベルに合わせて適切な脂肪の量を考え、バランスを考慮することが重要です。

まとめ

ドッグフードに含まれている脂肪は、体にエネルギーを与えてくれる大切な成分です。犬が元気に散歩したり遊んだりするためには、エネルギーが必要です。そのお手伝いをしてくれます。

また脂肪は、エネルギーを与えてくれるだけでなく他にも大事な働きをしています。 それは皮膚と被毛をキレイにすることです。寒い冬でも暑い夏でも、体を守ってくれます。

このような働きをしてくれるのですが、脂肪の過剰摂取は、膵炎(膵臓の炎症)を起こす可能性がありますので注意が必要です。

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ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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