犬の果物

チワワにピッタリなバナナ量はどのくらい?

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バナナは甘くて栄養価も高いので、愛犬にとっても魅力的な果物ですよね。

しかし、バナナを与えるときには適量というもの大事です。

与えすぎると太ったり、下痢をしたりすることもあるからです。

そこで、この記事では、チワワにバナナを与える前に知っておくべきピッタリな量やその他のポイントを詳しく解説します。

愛犬チワワの健康を守るために、ぜひ参考にしてください。

小さなチワワにとってバナナのピッタリな量とは

小さいチワワにとって適切なバナナの量とは

犬のおやつの適量は、獣医師や専門家で意見は違います。バナナも例外ではありません、そこでどのような違いがあるのか調べてみました。

国内サイトでは概ね1/4本までというところですが、アメリカのPetMDは、少量を推奨しています。この点について、色々な果物などのおやつの推奨量について調べてみると、国内の推奨量よりもアメリカのほうが少ない量を推奨している傾向にあります。

ただし、共通しているのは、バナナなどのワンちゃんのおやつは、1日の必要カロリーの10%を上限にするように推奨している点です。
これを元に、チワワの体重を2.5kgとして計算すると、避妊去勢した成犬なら、24gが上限量になります。平均的にはバナナ1本の果肉だけの重さは120gくらいなので、1/5本程度が上限量です。カロリーベースから算出した上限量は下の表の通りです。

チワワの体重1日あたりのバナナの上限量
1.5kg16g
2.0kg20g
2.5kg24g
3.0kg27g
3.5kg31g

もちろんチワワのバナナの量は、体重や体調によって異なるので、あくまでも目安としてください。また初めてバナナを与える場合は、少量から様子を見ながら与えましょう!

チワワにバナナを上手に与えるためのポイント

チワワにバナナを上手に与えるためのポイント:Tips for feeding bananas to Chihuahuas successfully
  • 皮は与えない
    バナナの皮には農薬などが残っている可能性があるためと腸などに詰まる腸閉塞などのリスクがあるので、必ず皮をむいて与えよう。
  • 農薬の使用が少ないオーガニックバナナを選ぶ
    できるだけ農薬の使用が少ないオーガニックバナナを選ぼう。
  • アレルギーに注意
    犬の中には、バナナアレルギーを持つ犬もいるため、初めて与える場合は少量から様子をみながら与えよう!

チワワにバナナを与える際の落とし穴

チワワにバナナを与える際の落とし穴

バナナはチワワに限らず犬にとって健康的なおやつですが、与えすぎに伴う潜在的なリスクに留意することが重要だよ。犬にバナナを与えすぎると起こるリスクの詳細な内訳は次のとおり。

  1. 消化器系の問題
    バナナを過剰に摂取すると犬の消化器系に負担がかかり、次のようなさまざまな問題が発生する可能性があります。
    • 下痢
      バナナには繊維が多く含まれているため、特に胃が敏感な犬では軟便や下痢を引き起こす可能性がある。
    • 嘔吐
      バナナを食べすぎると、食物繊維とカリウムが突然流入するため、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあよ。
    • 腹部のけいれん
      消化器系が大量のバナナを処理するのに苦労し、不快な腹部のけいれんや膨満感を引き起こすこともある。
  2. 高カリウム血症
    バナナは、さまざまな体の機能に必須のミネラルであるカリウムの豊富な供給源。しかし、カリウムの過剰摂取は、血中のカリウム濃度の上昇を特徴とする高カリウム血症を引き起こす可能性があります。高カリウム血症の症状には、脱力感、嗜眠、不整脈などが含まれ、重篤な場合には死に至ることもあります。
  3. 体重の増加
    バナナは炭水化物、特に天然糖の濃縮源。これらの糖分はエネルギーを供給するけど、過剰摂取は、特に身体活動が制限されている犬の場合、体重増加につながります。過剰な体重は関節に負担をかけ、肥満に関連した健康問題のリスクを高め、犬の寿命を縮めてしまいます。
  4. 歯の問題
    バナナの粘着性は歯にくっつく可能性があり、細菌の蓄積や歯垢形成のリスクを高めます。適切に対処しないと、虫歯、歯周病、さらには歯の喪失などの歯の問題につながります。
  5. 窒息の危険性
    大きなバナナの塊は、特に小型犬や食べ物をがぶ飲みする傾向のある犬にとって、窒息の危険を引き起こすことがあります。バナナを与えるときは常に犬を監視し、窒息事故を防ぐために小さく一口サイズに切ってあげましょう。
  6. 基礎的な健康状態
    腎臓病や糖尿病などの基礎疾患のある犬は、バナナの過剰摂取による悪影響を受けやすいよ。特に既存の健康上の問題がある場合は、犬の食事にバナナを取り入れる前に獣医師に相談してください。

バナナの与えすぎを防ぐチェック項目

バナナの与えすぎを防ぐチェック項目

バナナの過剰摂取に伴うリスクを最小限に抑えるには、次の予防策に従おう。

  1. 適度な摂取量
    バナナは毎日の主食としてではなく、時折のおやつとして与える。
  2. 少量から始める
    バナナの小片を与えて犬の反応を観察することから始めて。許容範囲に基づいて徐々に量を増やそう。
  3. 便の硬さを監視する
    バナナを与えた後は、犬の便の硬さを監視して。下痢や軟便が見られる場合は、バナナのおやつを減らすか排除しましょう。
  4. 獣医師に相談する
    犬にバナナを与えることに懸念がある場合、特に健康状態に問題がある場合は、獣医師に個別の指導を受けてください。
  5. 代替品を検討する
    ニンジン、リンゴ、ブルーベリーなど、犬のために他の健康的で低カロリーのおやつを与えよう。

犬に食べ物を与えるときは、節度が重要であることを覚えておいてね。これらのガイドラインに従い、愛犬の個別のニーズに留意することで、バナナを安全で楽しいおやつレパートリーの一部として与えることができます。

バナナに代わるご褒美のおやつ

バナナに代わるご褒美のおやつ

バナナは犬にとっておやつになりまますが、バナナを唯一の栄養源にしたり、過剰に与えたりしないように注意することが重要です。愛犬のために代替の健康的なおやつを探しているなら、ここにいくつかの優れた選択肢があります。

  1. ニンジン
    カリカリでベータカロテンが豊富なニンジンは、犬が大好きな低カロリーの選択肢です。また、消化を助ける優れた繊維源でもあります。窒息の危険を防ぐために、必ず小さく切りましょう。
  2. リンゴ
    リンゴのスライスは犬にとってさわやかで栄養価の高いおやつだよ。ビタミンCとビタミンA、そして繊維の優れた供給源です。種子と芯には犬にとって有毒なシアン化物が少量含まれている可能性があるため、犬に与える前に取り除きましょう。
  3. ブルーベリー
    これらの小さなスーパーフルーツには抗酸化物質と繊維が豊富に含まれています。犬にとって健康的でおいしいおやつです。カロリーや糖質も比較的低いです。ブルーベリーの詳細はこちら。
  4. インゲン
    蒸したり冷凍したインゲンは、犬が大好きなカリカリで栄養価の高いおやつだよ。ビタミンA、K、C、そして繊維の優れた供給源です。生のインゲンは犬にとって消化しにくい可能性があるため、必ず避けましょう。
  5. サツマイモ
    調理したサツマイモには、ベータカロテン、ビタミンC、B6、繊維が豊富に含まれています。健康的なおやつとして適度に犬に与えることも、通常の食事に組み込むこともできます。
  6. カボチャ
    缶詰のカボチャは犬の消化を助ける優れた効果があり、健康的なおやつとしても使用できます。食物繊維、ビタミンA、カリウムの優れた供給源なんだ。必ずプレーンのかぼちゃピューレを選択し、スパイスや砂糖が添加されたものは避けましょう。
  7. スイカ
    暑い日に、犬の体を冷やすのにスイカのスライスほど最適なものはありません。このさわやかなおやつは、ビタミン A と C、そして細胞の損傷から保護する抗酸化物質であるリコピンの優れた供給源となります。
  8. 冷凍フルーツ
    ブルーベリーイチゴ、ラズベリーなどの冷凍フルーツは、暑い日に犬にとって楽しく爽やかなおやつになります。窒息の危険を避けるため、犬に与える前に必ず少し解凍しましょう。
  9. 犬用のビスケットやおやつ
    健康的で栄養価の高い犬用のビスケットやおやつが数多く市販されています。カロリー、砂糖、人工成分が少ないものを選ぶようにしましょう。
  10. 自家製の犬用おやつ
    少し創造力を発揮すれば、健康的でおいしい犬用のおやつを自宅で簡単に作ることができるます。オーツ麦、バナナなどのシンプルな材料を使ったレシピがオンラインでたくさんあるから見つけてください。

犬のおやつを選ぶときは、犬の個々のニーズや好みを考慮することが重要であることを忘れないでください。あなたの犬にとって最適なおやつと、1日にどのくらい与えるべきかについて熟慮してください。

ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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