栄養ガイド

犬にとってミネラルはどんな働きをするの?

      
野菜と果物 栄養ガイド
       

犬の健康にとってミネラルは欠かせない栄養素の一つです。ミネラル不足が犬に与える影響は、骨の弱化から消化不良、皮膚トラブルに至るまで多岐にわたります。

このガイドでは、ミネラルについて、ミネラルを補う食べ物、野菜や果物について、ミネラルサプリについて詳しく解説します。

さらには日常のケアに役立つ情報が満載です。愛犬の健康を守るための第一歩として、ぜひこのガイドをお読みください。

ミネラルとはなに?

ミネラルは、生物の健康と成長に必要な無機栄養素です。これらは自然界に存在し、植物、動物、そして人間の体内で多様な生理的機能を果たします。

Q
ミネラルは体内で生成できますか?
A

ミネラルは体内で生成できません。

そのため、食事を通じてミネラルを摂取する必要があります。

Q
カルシウムもミネラルですか?
A

はい。ミネラルは、カルシウムの他に、リン、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、硫黄、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデン、フッ素などがあります。

ミネラルの働き

Q
ミネラルはどんな働きをしますか?
A

ミネラルは、健康な骨の維持、血液の酸素運搬、ホルモンの調節、神経伝達の促進、酵素反応の触媒としての役割など、生命維持に不可欠な多くの生体プロセスに関与しています。

バランスの取れた食事は、これらの必要なミネラルを適切な量で提供するのに役立ちます。ミネラルの不足は健康問題を引き起こす可能性があり、過剰摂取もまた様々な健康リスクをもたらすことがありますので、適切なバランスが重要です。

犬のミネラルを補う野菜12種類

犬にとって安全な野菜の中には、多くの必要なミネラルを含んでいるものがあります。以下の表は、犬が食べられる野菜と、それらに含まれる主なミネラルを示しています。下表のデータは、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に基づいています。

食品成分エネルギーナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛マンガン重量
kcalmgmgmgmgmgmgmgmgmgg
さつまいも皮つき蒸し129223904023470.50.20.130.39100
日本かぼちゃ・ゆで5513501815450.50.20.070.08100
西洋かぼちゃ・ゆで8013402224370.30.30.070.07100
カリフラワー・ゆで2682202313370.70.40.030.17100
キャベツ・ゆで19392409200.20.10.020.14100
きゅうり・生1312002615360.30.20.110.07100
セロリ・生1228410399390.20.20.030.11100
にんじん・ゆで29232703212290.30.30.050.16100
にんじん・生26166304520430.30.20.080.13100
ブロッコリー・ゆで3052104117740.90.40.060.2100
サニーレタス・生1544106615311.80.40.050.43100

にんじんのミネラルを比較してみました

野菜も果物もそうですが、皮つきと皮なしでは、ミネラルの成分は大きく違ってきます。また、表をご覧いただくとわかりますが、にんじんの「生」と「ゆで」たものでも、カリウムの量が違います。通常犬に生では与えませんので、ゆでのミネラル数値を参考にされたほうがよろしいかと思います。

さらに、冷凍したにんじんをゆでると、カリウムは100g中130mgに減りますので、頭の片隅にでも入れておいてください。にんじんの詳細について下の表をご覧ください。

食品成分エネルギーナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛マンガン重量
kcalmgmgmgmgmgmgmgmgmgg
葉にんじん/葉/生16315109227520.90.30.040.26100
にんじん/根/皮つき/生35283002810260.20.20.050.12100
にんじん/根/皮つき/ゆで29232703212290.30.30.050.16100
にんじん/根/皮なし/生3224300249280.20.20.040.11100
にんじん/根/皮なし/ゆで2827240299260.20.20.050.17100
にんじん/根/冷凍3057200309310.30.20.050.14100
きんとき/根/皮つき/生39115403711640.40.90.090.15100
きんとき/根/皮つき/ゆで37104703910660.510.080.13100
きんとき/根/皮なし/生40125203410670.40.90.080.16100
きんとき/根/皮なし/ゆで409480389720.410.080.12100
ミニキャロット/根/生2615340308220.30.20.050.12100
にんじん/根/皮/生26166304520430.30.20.080.13100
にんじん/根/冷凍/ゆで2440130318260.30.20.040.14100
つるにんじん/根/生5521906133755.90.50.110.4100
にんじん/根/皮なし/カット/常法洗浄27182102611210.20.10.030.1100
にんじん/根/皮なし/カット/次亜塩素酸洗浄27192002711210.20.10.030.1100
島にんじん/根/皮なし/生3522420347440.50.30.070.09100

野菜を犬に与える際の注意点

  • 野菜を犬に与える際は、生で与えるよりも蒸したり茹でたりして柔らかくすると消化しやすくなります。
  • 野菜を与える前に、種や皮を取り除き、小さなピースに切ることで窒息のリスクを減らします。
  • いくつかの野菜は犬にとって有害な成分を含む場合があるので、与える前に安全性を確認してください(例:タマネギ、ニンニク、アボカドなど)。
  • 犬の食事に野菜を加える際は、獣医師に相談し、犬のサイズや健康状態に応じた適切な量を確認してください。

この表は一般的な情報を提供するものであり、犬の個々の栄養ニーズに合わせた食事計画を立てるためには専門家のアドバイスが必要です。

犬のミネラルを補う果物17種類

犬に安全な果物の中には、様々なミネラルを含んでおり、適切に与えることで犬のミネラル不足を補うことができます。以下の表は、犬が食べられる果物(フルーツ)と、それらに含まれる主なミネラルを示しています。下表のデータは、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年に基づいています。

食品成分エネルギーナトリウムカリウムカルシウムマグネシウムリン亜鉛マンガン重量
kcalmgmgmgmgmgmgmgmgmgg
いちご・生31Tr1701713310.30.20.050.2100
うんしゅうみかん/生4911502111150.20.10.030.07100
バレンシアオレンジ/生4211402111240.30.20.060.05100
甘がき/生63117096140.20.10.030.5100
干しがき27446702726620.60.20.081.48100
キウイフルーツ/緑肉種/生5113002614300.30.10.10.09100
グァバ/赤肉種/生33324088160.10.10.060.09100
さくらんぼ/国産/生641210136170.30.10.05-100
日本なし/生38Tr140251100.10.060.04100
パインアップル/生54Tr150111490.20.10.111.33100
バナナ/生93Tr360632270.30.20.090.26100
ブルーベリー/生481708590.20.10.040.26100
温室メロン/生407340813210.30.20.050.04100
アセロラ/甘味種/生3671301110180.50.50.31-100
すいか/黄肉種/生41112041180.20.10.030.03100
りんご/皮つき/生56Tr12045120.10.10.050.04100

犬に果物を与える際の注意点

  • 果物は犬にとって高糖質な食品なので、与える量には注意が必要です。
  • 果物を与える際は、種や芯を取り除き、小さくカットしてください。特に種には有害な成分が含まれていることがあります。
  • ぶどう(グレープ)やレーズンは犬にとって非常に有害であり、腎不全を引き起こす可能性があるため、絶対に与えてはいけません。
  • 犬に新しい果物を導入する際は、少量から始めて、アレルギーや消化不良の兆候を注意深く観察してください。
  • 犬の食事に果物を加える際は、獣医師に相談し、犬のサイズや健康状態に応じた適切な量を確認してください。

この表は一般的な情報を提供するものであり、犬の個々の栄養ニーズに合わせた食事計画を立てるためには専門家のアドバイスが必要です。

カルシウムとリンの働き

カルシム

ミネラルの中でもカルシウムとリンはとっても重要です。なぜならば犬の体で非常に重要な部分である骨と関節に関係しているからです。骨と関節の健康を維持するために不可欠なミネラルです。

カルシウムの働き

繰り返しますが、カルシウムは、犬の骨や歯を形成し、強化するために必要です。また、筋肉の収縮や神経伝達にも関与しています。カルシウムが不足すると、骨がもろくなります。

具体的には、カルシウムのほとんどは、骨に貯蔵されます。しかし、カルシムが不足すると、それを補おうと骨から血液中に流れ出します。骨に蓄えられていたカルシウムが流れ出てしまう。だから、進行すればするほど骨はもろくなり折れやすくなります。

リンの働き

リンもまた、骨と歯の形成に必要なミネラルです。しかし、リンはエネルギーの代謝やDNA、RNAの構造にも関与しています。ミネラルのリンが不足すると、骨の成長が阻害され、筋力の低下や疲労が起こります。ただし、通常、リンは含有されている食品が多いため、不足することなないと言われています。

ドッグフードのカルシウムとリンのバランス

これらのミネラルは、一定のバランスで摂取する必要があります。犬の食事において、カルシウムとリンの比率は、基本的には通常1:1から1.3:1が推奨されています。このバランスが崩れると、骨の健康に悪影響を及ぼす可能性があるからです。

※カルシウムとリンの基準比率は、AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)、The National Research Council(NRC)、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)でそれぞれ異なっています。詳しくはこちらの外部レポートをご覧ください。

ドッグフードのカルシウムとリンの割合

一般の小売店で販売されている主なドッグフード。これらのカルシウムとリンのミネラル成分分析値を調べてみました。

商品名ミネラル(カルシウムとリン)の割合
サイエンスダイエット ドッグフード 成犬 小粒 1~6歳までカルシウム1.34%、リン1.16%
nutro ニュートロ シュプレモ 小型犬用 成犬用カルシウム:1.5%以上 リン:1.0%以上
全犬種・全年齢対応 モグワンドッグフードカルシウム1.4% リン1%
全犬種・全年齢対象 カナガンドッグフードカルシウム 1.8%、リン 1.2%
ミシュワン MISHONE 全犬種・全年齢対応 ドッグフードカルシウム 1.2%、リン 1.0%
グレボ GLEBO 国産 ドッグフード シニア犬 検索したが見あたらない
犬用【国産・無添加・新鮮】サクラペットフード 検索したが見あたらない
セレクトバランス ドッグフード エイジング ラムカルシウム 1.0%以上2.5%以下、リン 0.8%以上1.6%以下
アランズ ナチュラル ドッグフード ラムカルシウム 1.37% リン 0.84%
小売店で販売されているペットフードのミネラル分析値

上に記載した総合栄養食ではガイドラインを著しく欠いた商品は見当たりません。リンの過剰摂取があるとカルシウム吸収を阻害しますので注意が必要です。リンを多く含む食品は、肉や煮干しなどの小魚です。

カルシウムに必要なビタミンDの効果

カルシウムを効率よく吸収するために必要なのがビタミンDです。このビタミンが不足すると、カルシウムの吸収が低下します。これにより骨の健康に悪影響を与えます。

補給するには日光とビタミンD

日光による紫外線B(UVB)の照射は、皮膚でビタミンDを生成する主な方法です。犬が適度に外で運動することは、自然にビタミンDを生成し、カルシウムの吸収を助けることになります。

カルシウムを補給するには運動

骨を強くするために重要なのが運動です。運動によって骨に適度な負荷がかかると、骨はそれに適応してより強くなります。これによって、カルシウムが骨に効率よく取り込まれます。

カルシウム補給できる食品

  • 豊富に含まれる食品: 乳製品、魚(特に小骨が食べられるもの)、卵殻
  • 推奨摂取量: 成犬で1日あたり約500-1000mg(体重や活動量による)

獣医との相談

カルシウムとリンのミネラル摂取量やバランスに不安がある。このような場合は、獣医に相談することが重要です。特に、成長期や高齢の犬、既存の健康問題がある犬。この子たちには、専門的なアドバイスが必要です。

マグネシウムと亜鉛の働き

消化器系は、犬が食べたものをエネルギーに変える大事な部分です。これにはマグネシウムと亜鉛という二つのミネラルが重要な役割を果たします。

マグネシウムの働き

マグネシウムは、体内で多くの化学反応を助けるミネラルです。特に、犬がエネルギーを作る過程や、筋肉と神経の働きに必要です。

消化器系においては、マグネシウムは胃酸の制御。そして、食べ物の消化をスムーズにする役割があります。マグネシウムというミネラルが不足する。結果として、犬は消化不良や便秘、時には下痢などの問題が起こる可能性があります。

推奨摂取量: 成犬で1日あたり約150-200mg(体重や活動量による)

亜鉛の働き

免疫系の強化や細胞の修復、そして消化酵素の生成に必要なミネラルが亜鉛です。このミネラルが不足すると、その後に消化器系の働きが低下します。さらに食べ物の消化がうまくいかなくなる可能性があります。

また、亜鉛のミネラル不足は免疫力の低下を引き起こします。結果として、犬が病気になりやすくなる可能性があります。

マグネシウムと亜鉛のミネラルを補給できる食品

マグネシウムと亜鉛のミネラルは、肉、魚、全粒穀物、野菜などに含まれています。例えば、マグネシウムは、魚や玄米、ブロッコリー、ナスなど。亜鉛は、しいたけ、焼きのりなど。ただし、犬の年齢、活動レベル、健康状態に応じて、適量を与える必要があります。

獣医と相談

マグネシウムと亜鉛の摂取に関する不安や疑問がある。この場合は、獣医に相談することが重要です。特に、消化器系に既存の問題がある犬。そして、特定の症状が見られる場合には、専門的なアドバイスが必要です。

ナトリウムやカリウムの働き

神経系は犬の行動や反応に直接関わる重要なシステムです。神経系の正常な機能には、二つのミネラルが不可欠です。それがナトリウムとカリウムのミネラルです。

ナトリウムの働き

ナトリウムは、神経細胞が信号を送る際に必要なミネラルです。また、体内の水分バランスを調整する役割もあります。ナトリウムが不足すると、犬は疲れやすくなり、集中力が低下する可能性があります。

カリウムの働き

カリウムもまた、神経信号の伝達に関与しています。さらに、心臓のリズムを安定させる作用もあります。ミネラルのカリウムが不足する。実際のところ、筋力の低下や不整脈、神経系に関連するさまざまな問題が起こる可能性があります。

ナトリウムとカリウムのバランス

ナトリウムとカリウムは、互いにバランスを取る必要があります。このバランスが崩れる。すると、まず最初に神経信号の伝達が乱れます。そのため行動や反応に影響を与える可能性があります。特に、ナトリウムが過剰になると、カリウムの吸収が阻害されることがあります。

ナトリウムとカリウムのミネラルが補給できる食べ物

ナトリウムとカリウムは、肉、魚、野菜、果物など多くの食品に含まれています。

獣医と相談

ナトリウムとカリウムの摂取に関する疑問や不安がある。この場合は、獣医に相談することが重要です。特に、神経系に既存の問題がある犬。また、異常な行動が見られる場合には、専門的なアドバイスが必要です。

このセクションでは、ナトリウムとカリウムが犬の神経系と行動に与える影響。そしてそのバランスの重要性について詳しく説明しました。これらのミネラルは、適切なバランスで摂取することが非常に重要です。

亜鉛と銅の働き

皮膚と被毛は犬の健康状態を反映する重要な指標です。特に、亜鉛と銅という二つのミネラルは、皮膚と被毛の健康に大きな影響を与えます。

亜鉛ミネラルの働き

皮膚の新陳代謝と修復に必要なのが亜鉛というミネラルです。また、免疫系を強化する作用もあります。亜鉛が不足すると、皮膚が乾燥し、炎症やかゆみが起こる可能性があります。さらに、被毛も薄く、光沢が失われることがあります。

推奨摂取量: 成犬で1日あたり約15-30mg(体重や活動量による)

銅ミネラルの働き

銅は体内で多くの重要な役割を果たすミネラルであり、特に赤血球の形成、結合組織の維持、神経系の健康、免疫機能、鉄の吸収などに関与しています。

また銅は、メラニンという色素を生成する過程で必要なミネラルです。メラニンは、被毛の色を決定します。

そのため、銅が不足すると被毛の色が褪せる可能性があります。また、銅はコラーゲンの生成にも関与しており、皮膚の弾力と保湿に寄与します。

亜鉛と銅のバランス

亜鉛と銅は、それぞれ適量を摂取することが重要です。しかし、過剰に摂取すると他のミネラルの吸収を妨げる可能性があります。特に、亜鉛が過剰になると銅の吸収が阻害されます。さらに皮膚や被毛に悪影響を及ぼすことがあります。

亜鉛と銅を補給できる食べ物

亜鉛と銅は、肉、魚、穀物、野菜などに含まれています。犬の年齢、活動レベル、健康状態に応じて、適量を与える必要があります。

亜鉛の含有量は、肉の部位やその肉がどのように処理されたかによって異なりますが、一般的な肉類の亜鉛含有量の目安を以下の表に示します。これらの数値は、生の肉を100gあたりで計算したものです。

肉類亜鉛含有量(100gあたり)
牛肉約5.0 – 8.5 mg
羊肉約3.8 – 5.0 mg
豚肉約1.5 – 4.0 mg
鶏肉約1.0 – 2.0 mg
生の肉100gの亜鉛含有量

銅というミネラルを補給できる食べ物

肉類に含まれる銅の量は、肉の種類や部位によって異なりますが、一般的な肉類の銅含有量の目安を以下の表に示します。これらの数値は、生肉を100gあたりで計算したものです。

牛レバーと鶏レバーは銅を非常に豊富に含む食品であり、犬にとっても銅の良い供給源になります。

ただし、レバーは非常に栄養価が高いため、適量を与えることが重要です。以下は牛レバーと鶏レバーの銅含有量の目安ですが、これらの数値はあくまで一般的な参考値であり、実際の含有量は畜産方法やレバーの処理方法によって異なることがあります。

食品銅含有量(100gあたり)
牛レバー約12 mg – 15 mg
鶏レバー約6 mg – 9 mg
生の肉100gの銅含有量

注意点

  • これらの数値は生のレバーに基づいています。調理することで含有量は変わる可能性があります。
  • レバーには銅の他にもビタミンAが非常に高い量含まれており、過剰摂取するとビタミンA中毒を引き起こす可能性があるため、犬に与える量には特に注意が必要です。
  • 犬にレバーを与える場合は、その他の食事の栄養素とのバランスを考慮し、週に1~2回の少量に留めることが一般的に推奨されます。
  • 特定の犬種は銅貯蔵病にかかりやすいため、これらの犬種には銅の摂取を制限する必要があります。

犬の食事に関しては、獣医師の指導のもとで行うのが最も安全です。特にミネラルのバランスについては、過不足なく適切な量を摂取することが健康維持には不可欠です。犬にレバーを含む食品を与える前に、獣医師に相談してください。

犬のミネラル検査

犬のミネラル検査

犬の健康を維持するためには、定期的な健康診断が不可欠です。特に、ミネラル検査は、多くの健康問題を早期に発見します。また、適切な対策を講じるために重要です。

血液検査で測定する

ミネラルの検査は、通常、血液検査によって行われます。この検査によって下記のミネラルのレベルが測定されます。

  • カルシウム
  • リン
  • マグネシウム
  • ナトリウム
  • カリウムなど

なぜミネラル検査は重要なのか

犬のミネラルの不足や過剰は、多くの体の機能に影響を与えます。骨の健康、消化器系、神経系、皮膚と被毛などです。早期に問題を発見することで、食事の調整やサプリメントの摂取、さらには病気の早期治療が可能になります。

ミネラル検査のタイミング

一般的には、犬が成犬になったら年に1回、高齢犬では半年に1回の健康診断が推奨されます。ただし、既存の健康問題や特定の症状がある場合は、より頻繁な検査が必要です。

獣医との相談

ミネラル検査は、獣医の指導のもとで行うべきです。テストの結果に基づいて、獣医は適切な食事計画やサプリメント。さらに、治療法を提案してくれます。


このセクションでは、定期的な健康診断とミネラルレベルのテストの重要性。これらについて詳しく説明しました。これによって、犬の健康状態をより正確に把握できます。さらに、必要なケアを提供することができます。

サプリメントでミネラル補給

ミネラル補給の対策

獣医が推奨するミネラルサプリメント

犬の健康を維持する。それには、食事だけでは用をなさないこともあります。場合によってはサプリメントの摂取も考慮する必要があります。特に、獣医が推奨するミネラルサプリメント。こちらは、犬の特定の健康問題に対する効果的な対策となる場合があります。

犬のミネラル補給にカルシウムサプリメント

  • 骨の健康や神経伝達に必要なカルシウム。特に成長期や高齢犬に推奨される場合があります。
デメリット
  1. 過剰摂取のリスク: カルシウムを過剰に摂取すると、骨の問題や尿路結石のリスクが高まる可能性があります。
  2. 栄養の不均衡: カルシウムのみを過剰に摂取すると、他のミネラル(例えばリン)とのバランスが崩れることがあります。
  3. 特定の健康状態には不適切: 腎臓病や特定の代謝異常がある犬には、カルシウムサプリメントが適していない場合があります。

マグネシウム補給用サプリメント

  • 筋肉の動きやエネルギー代謝に関与するマグネシウム。運動量の多い犬や、筋肉の痙攣を起こす犬に有用です。
デメリット
  1. 過剰摂取のリスク: マグネシウムの過剰摂取は、下痢や尿路結石などの健康問題を引き起こす可能性があります。
  2. 特定の病状には不適切: 特定の健康状態(例えば、腎臓病)を持つ犬には、マグネシウムサプリメントが適切でない場合があります。
  3. 栄養の不均衡: 他のミネラルとのバランスを崩す可能性があるため、マグネシウムは慎重に管理する必要があります。

亜鉛補給用のサプリメント

  • 皮膚や被毛の健康に必要な亜鉛。皮膚トラブルがある犬によく推奨されます。
デメリット
  1. 過剰摂取のリスク: 亜鉛は適切な量であれば重要なミネラルですが、過剰に摂取すると毒性を示すことがあります。亜鉛中毒は嘔吐、下痢、食欲不振などの症状を引き起こす可能性があります。
  2. 栄養素の不均衡: 亜鉛の過剰摂取は、銅や鉄など他のミネラルとのバランスを崩す可能性があります。これは栄養素の吸収を妨げ、不均衡を引き起こす可能性があります。
  3. アレルギーや感受性の問題: 一部の犬は亜鉛に対してアレルギー反応を示すことがあります。また、特定の犬種は亜鉛の吸収に関する遺伝的な問題を持っていることがあり、これらの犬には亜鉛サプリメントが適切でない場合があります。
  4. 特定の健康状態には不適切: 特定の健康問題を持つ犬(特に肝臓や腎臓の病気)は、亜鉛サプリメントの摂取に適していない可能性があります。

犬の鉄補給用サプリメント

  • 貧血の予防や治療に用いられる鉄。特に貧血症状が見られる犬に必要です。
デメリット
  1. 過剰摂取のリスク: 鉄は重要なミネラルですが、過剰に摂取すると鉄中毒を引き起こす可能性があります。鉄中毒は、嘔吐、下痢、脱水、心拍異常などの重篤な症状を引き起こすことがあります。
  2. 消化器系の問題: 高量の鉄は犬の消化器系に刺激を与え、胃腸の不快感や消化不良を引き起こす可能性があります。
  3. 栄養素の不均衡: 鉄のサプリメントが他のミネラル(例えば亜鉛や銅)とのバランスを崩すことがあります。これはこれらの栄養素の吸収や代謝に影響を及ぼし、栄養の不均衡を引き起こす可能性があります。
  4. 特定の健康状態には不適切: 既存の健康問題(例えば、特定の肝臓病や感染症)を持つ犬には、鉄のサプリメントが適切でない場合があります。

獣医との相談

  • サプリメントの選び方、摂取量、摂取期間など。これらについては、獣医としっかりと相談することが重要です。特に、既存の健康問題や薬の服用がある場合は、獣医の指導が必要です。

犬のミネラル過多・とりすぎによる影響

ミネラル過多、つまりミネラルのとりすぎは、犬にとって様々な健康問題を引き起こす可能性があります。ミネラルは適切な量であれば健康維持に必要ですが、過剰になると体内のバランスを崩し、以下のような問題を引き起こすことがあります。

  1. カルシウム過多
    • 骨や関節の異常な成長
    • 腎臓結石の形成
    • 神経系の機能障害
    • 骨が硬くなりすぎることでの脆弱性
  2. ナトリウム過多
    • 高血圧
    • 心臓病
    • 腎臓への負担増加
    • 脱水
  3. カリウム過多 (特に腎臓がうまく機能していない場合)
    • 心臓のリズム異常
    • 筋力の低下
    • 嘔吐や下痢
  4. リン過多
    • 腎臓病の進行
    • カルシウムとのバランスが崩れることによる骨の問題
  5. 鉄過多
    • 肝臓の損傷
    • 消化器系の問題
    • 代謝障害
  6. 亜鉛過多
    • 銅の吸収障害
    • 免疫系の機能障害
    • 胃腸の問題
  7. 銅過多
    • 肝臓の損傷
    • 貧血
    • 消化器系の問題

ミネラルのとりすぎは、特定の食品やサプリメントのとりすぎ、あるいは特定の健康状態や遺伝的要因によって引き起こされることがあります。犬にミネラルサプリメントを与える場合は、獣医師の指示に従うことが非常に重要です。また、犬の食事に変更を加える際にも、獣医師と相談することをお勧めします。

ミネラル過多の症状が見られる場合は、速やかに獣医師の診察を受けるべきです。適切な診断、治療、そして食事管理によって、多くの場合、ミネラルのバランスは正常化できます。

まとめ

犬の健康を維持する。この目的を達成するには、多くの要素が影響します。その中でも特にミネラルの重要性は特に高いです。ミネラル不足は、骨の弱化、消化器系の問題。、皮膚と被毛の状態の悪化など、多くの健康問題を引き起こす可能性があります。

逆にミネラルの過剰摂取は、犬にとって様々な健康問題を引き起こす可能性があります。ミネラルは適切な量であれば健康維持に必要ですが、過剰になると体内のバランスを崩し、いくつかの問題を引き起こすことがあります。

犬の健康を維持するためには、継続的なケアと獣医との密接な連携が必要です。これらの要素をしっかりと考慮しましょう。そして、行動に移すことで、愛犬の健康と幸せを守ることができます。

参考サイトAnimal Wellness MagazineVitaPaws – Simply SupplementsFinding the Right Sources in the Best Dog Food

犬はバナナを食べても大丈夫です!小型犬のバナナの適量や注意点とは
ペットフードアドバイザー・ゆずりん

私が子どもの頃、犬を飼い始めたのはペットフードがまだ広く普及していない時代でした。その当時、私の近所では多くの人が犬にご飯に味噌汁をかけたものを食べさせていましたので、私もそれを見て同じようにしていました。しかし、その犬たちが短命だったのは、後になって理解したことですが、塩分の過剰摂取、タンパク質の不足、及び栄養バランスの不備が原因であったと考えられます。このような個人的な経験を通じて、ペットフードや犬の健康に関する知識を深めてきました。この知識を生かして、私は記事を書き、それをオンラインで共有しています。

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